Payz（旧エコペイズ）完全ガイド｜特徴や入出金方法&手数料を解説【2024年版】

ペイズ（Payz）とは

ペイズ（Payz）とは、インターネット上で資金を送ったり、受け取ったりできる「電子決済サービス」です。イギリス企業により20年以上運営されており、オンランカジノだけでなく、海外ECにも対応しているので多くの国で普及しています。
ただ、日本国内からペイズを使う機会は、主に「オンラインカジノの入出金方法」となります。

ペイズ（Payz）の基本情報

ペイズ（Payz）の運営企業やサイトの基本情報を以下の表にまとめます。

ペイズは「Mastercard International Incorporated」から認可も受けており、大手クレジットカード会社のマスターカードと提携しています。

ペイズ（Payz）と電子マネーの違い

ペイズ（Payz）と電子マネーの大きな違いは、「現金化」の可否です。
国内で普及している「PayPay」や「Suica」はチャージすると出金することはできませんが、ペイズはアカウントに現金をチャージして出金することも可能です。
オンラインカジノでは、勝った資金をペイズのアカウントに送金して、そこから日本国内の銀行口座に引き出すことができます。

他にもオンラインカジノで使用できる電子決済サービスはあり、それぞれ特徴も異なります。

ペイズ（Payz）の特徴３選

カジノ業界で最も多く採用されている決済方法

ペイズ（Payz）は、多くのオンラインカジノで採用されており、業界で最も実績のある決済方法です。
ペイズのアカウントを持っておけば、オンラインカジノA社から引き出した資金を別のオンラインカジノB社に入金して遊ぶことができるので、複数のオンラインカジノをプレイするユーザーには非常に便利な決済方法です。

参考：payz（旧エコペイズ）で入出金できるおすすめオンラインカジノ５選【2024年版】

業界最高水準のセキュリティ対策を実施

ペイズ（Payz）は、セキュリティ対策の面でも業界で高い評価を得ています。ペイズは資金の送受信や保護におけるセキュリティが高く、安全に資金を守ることができます。

特に、ペイズは以下のようなセキュリティ対策を実施しています。

公式サイトとサポートは完全日本語対応

ペイズ（Payz）のサイトやサポートは、全て日本語に対応しています。ペイズの利用者には日本人も多く、分かりやすい決済ソリューションサービスが提供されています。

問い合わせ方法はメールに限られますが、24時間365日迅速に対応してもらえるので、困ることはありません。

ペイズ（Payz）の仕組み

ペイズ（Payz）は、オンラインカジノの入出金と資金の管理ができるネット銀行のような機能・役割を果たします。
日本国内の銀行からペイズに資金を移動して様々なオンラインカジノに入金でき、カジノゲームで勝った資金をペイズのアカウントに引き出すこともできます。
そしてペイズのアカウントから他オンラインカジノに再度入金することや、日本の銀行口座に出金することもできます。

ペイズ（Payz）の登録方法

ペイズ（Payz）のアカウントは、個人情報や住所を入力するだけで誰でも簡単に開設できますが、出金するためにはシルバー会員へアップグレードが必要です。

ペイズの登録は大きく、以下手順で行います。

1. ペイズの「公式サイト」にアクセス
2. アカウント情報と個人・住所情報の入力（アカウント開設）
3. ２段階認証の設定（アカウントの有効化）
4. 本人確認書類の提出（基本的な制限の撤廃）

ペイズの登録フェーズは、アカウント開設（②）をすると、ログインできるようになり、２段階認証の設定（③）が終わると、クラシック会員の範囲で利用可能となります。
クラシック会員では累計€2,500まで使用できますが、ペイズから国内の銀行口座に出金することはできませんので、始めに本人確認（④）まで終わらせておきましょう。

アカウント開設後、クラシック会員からシルバー会員にアップグレードするため、以下書類を事前に用意しておきましょう。

住所確認は発行日から３ヶ月以内の書類が有効です。また、受け取りが可能なEメールアドレスも合わせて用意しておきましょう。

詳細：エコペイズの登録方法と本人確認&登録できない時の対処法を解説【2023年版】

ペイズ（Payz）の入出金方法

ペイズ（Payz）をオンラインカジノに利用する際、ペイズのアカウントに資金を入金するところから始まります。

また、登録するオンラインカジノの入出金方法に、ペイズが対応しているかどうかは事前に調べておく必要があります。稀に、ペイズ未対応のオンラインカジノもあるので気を付けましょう。

ペイズ（Payz）の入金方法

ペイズ（Payz）のアカウントに入金する方法は以下４種類用意されています。

• 銀行振込（WirePay）
• 仮想通貨（Alternative Payments）
• クレジットカード
• バウチャー（ecoVoucher）

ペイズの銀行入金は、「ローカル入金方法」から「Wire Pay」を選択することで利用できます。

また、仮想通貨は「ローカル入金方法」から「Alternative Payments」を選びます。国内の銀行振込を使う場合は、ペイズに日本円の口座を追加しておき、仮想通貨で入金する際には使用する通貨の口座を追加しておきましょう。
ペイズのシルバー会員以上は、１アカウントに複数通貨の口座を追加できて換金も可能です。

以上より、日本国内からオンラインカジノ目的でペイズを利用する場合、入金方法として銀行振込又は仮想通貨の２択となります。

詳細：エコペイズ（ecoPayz）の入金ガイド｜入金方法や手数料＆時間を解説【2023年版】

ペイズ（Payz）の出金方法

オンラインカジノの勝利金をペイズに出金した後、日本の銀行口座に出金する方法は以下３種類あります。
ただし、SEPA送金はヨーロッパの銀行出金に利用されるので、ここでは省略します。

• 国際送金
• 高速現地送金
• SEPA送金（省略）

ペイズの送金（出金）方法では「国際送金」と「高速現地送金」の２種類が選択可能ですが、両方とも口座情報を入力して出金することになります。

国際送金の特徴は、出金手数料が安く、出金時間が遅いことです。
ペイズの国際送金は、出金申請をして平均的に7日～10日程度かかりますが、手数料は金額に関係なく、€10で利用できます。
高速現地送金は、手数料は高くなりますが、出金時間は早くなっています。ペイズは日本国内の決済代行会社と提携しており、高速現地送金は出金申請をして1日～3日程度で着金します。

詳細：payz（旧エコペイズ）の出金ガイド｜出金方法や手数料&時間を解説【2024年版】

ペイズ（Payz）にかかる手数料

ペイズ（Payz）は、便利な反面で様々な手数料がかかります。
特に最も気になるのは入出金時の手数料ですが、ペイズでは換金手数料も大きく関わってきます。ペイズのアカウントには複数通貨を管理することができ、日本円をチャージしてもオンラインカジノのアカウント通貨が「$（ドル）」の場合には換金が必要です。

その際の換金手数料は以下表のようになります。

最近では日本円で遊べるオンラインカジノが増えてきましたが、やはりドルが多いので、ペイズのアカウント内でも円とドルを持っておけば換金手数料は不要です。

では、ペイズで最も比重の大きい入出金手数料について見ていきます。

ペイズ（Payz）の入金手数料

ペイズのアカウントに入金する際の手数料は、全ての会員レベルで一定となります。
ただ、入金できる上限額は会員レベルにより大きく異なりますが、１回当たりの入金額が「€15,000（約200万円）」を超えない方はSilver会員で十分です。

※銀行振込は「WirePay」と仮想通貨は「Alternative Payments」を利用した際の入金手数料です。

ペイズ（Payz）の出金手数料

ペイズの出金方法には、国内の銀行振込以外にも他のecoPayzアカウントに出金する選択肢があります。例えば、ペイズのアカウントからオンラインカジノに入金する際も「他のPayzアカウントに出金」という扱いになります。

以下は、銀行振込により、自分の銀行口座に出金する場合と、他のPayzアカウントに出金する場合の手数料をまとめた表です。

つまり、Gold（ゴールド）会員以上であれば、自分のペイズアカウントからオンラインカジノに入金する際も手数料は無料となります。会員レベルを上げるためには以下の要件が必須となります。

「Classic」から「Silver」のアップグレード要件は以下の通りです。

• 本人確認書類の提出
• 住所確認書類の提出
• メールアドレスの認証

「Silver」から「Gold」のアップグレード要件は以下の通りです。

• クレジットカード認証
• €5,000相当以上の入金
• ペイズ加盟店（オンラインカジノ含む）に累計€25,000以上の送金実績
• シルバー会員を30日以上維持

「Gold」から「Platinum」のアップグレード要件は以下の通りです。

• ペイズ加盟店（オンラインカジノ含む）に累計€50,000以上の送金実績
• ゴールド会員を30日以上維持

「Platinum」から「VIP」のアップグレード要件は以下の通りです。

• ペイズ加盟店（オンラインカジノ含む）に累計€250,000以上の送金実績
• プラチナ会員を30日以上維持

会員レベルを上げることで、手数料面では優遇されますが、要件が高いと思う方も多いと思いますので、まずはゴールド会員をゆっくり目指す程度で良いでしょう。

ペイズ（Payz）の口座開設・維持の手数料

ペイズは12か月以上利用が停止すると、休眠口座扱いとなり、全ての会員レベル一律で毎月€1.5の口座維持手数料が発生します。もし不足している場合には口座凍結となります。
ペイズは12か月以上、利用が停止する場合には、解約手続きをしておきましょう。

参考：payz（旧エコペイズ）の退会ガイドライン｜アカウント削除・解約手順と注意点

ペイズ（Payz）を使用する際の注意点

ペイズ（Payz）はアカウント開設をしてシルバー会員にしておけば、多くの方は困ることなく、利用できますが、以下３点には気を付けておきましょう。

出金するにはシルバー会員へアップグレードが必要

ペイズから出金するにはシルバー会員のアップグレードが必須です。
特に本人確認書類については問題ないのですが、住所確認書類が要件を満たさなければ、シルバー会員になれず、例え残高があっても出金できません。住所確認書類は、ペイズのアカウントと「氏名」「住所」が一致しなければなりません。

つまり、家族と同居して公共料金の明細が父親名義や、銀行明細を発行できない人は住民票を提出することになります。その場合、住民票を実家などに置いて下宿している方などは、必ず住民票のある住所でペイズの登録をするようにしましょう。この辺りを間違うと、後で面倒なことになります。

ペイズ（Payz）から出金すると税金が掛かる

ペイズから国内の銀行口座に出金すると、課税対象となり、確定申告が必要になります。

但し、オンラインカジノからペイズのアカウントに出金した時点では課税されません。オンラインカジノの収益は一時所得に分類されるので、50万円の控除を受けることができます。

つまり、給与所得のある会社員の副収入がオンラインカジノのみの場合には、年間70万円以上の勝利金をペイズから出金した際には確定申告の義務が発生するので覚えておきましょう。

休眠すると自動でパスワードリセット

ペイズはユーザー名やパスワードの入力ミスでログインできないことがあります。
特にペイズのアカウントは60日間以上、ログインが無いと休眠状態となり、自動的にパスワードがリセットされます。ログインできないときは、パスワードが正しいかを確認してください。
また、ペイズは2019年6月3日より2段階認証の設定が必須となったので未設定の方もログインできません。

参考：ペイズ（旧ecoPayz）にログインできない原因と対処法｜2段階認証の義務化へ

複数アカウントを作成すると凍結される

ペイズは複数アカウントの開設を禁止しています。以前、作成したアカウントにログインできない場合は、新規で別アカウントを作るのではなく、サポートに連絡しましょう。
複数アカウントがバレると全てのアカウントは凍結されて残高も出金することができません。

ペイズ（Payz）の評判

ペイズ（Payz）を初めて使う際、ユーザーの口コミや評判が気になる人は多いのではないでしょうか。ペイズは最も人気なオンラインカジノの電子決済サービスなので、ネット上には多くの評判が見つかります。但し、以下の口コミには「エコペイズ」と表現されていますが、サイトリニューアル前の名称で「ペイズ」と全く同一のサービスです。

そこで、特に気になる口コミを以下で紹介します。

ペイズ（Payz）の良い評判・口コミ

エコペイズの良い口コミから２つ紹介します。
まずは、出金の速さを評価しているユーザーの口コミです。

エコペイズの高速ローカル出金、前より早くなったかな？
ボンズからエコペイズへの出金は5分くらいで、エコペイズで15時に手続きしてもう着金してた(1日かかってない

引用：Twitter

次に、エコペイズの信頼性を認めているユーザーの口コミです。

エコペイズ信頼度高いけど
仕事の関係上定期的な書類提出がめんどくさい😞
仮想通貨に変えようかな

引用：Twitter

エコペイズの高速ローカル出金は通常１日～３日程度となっていますが、１日かからないこともあるようです。
また、定期的な書類の提出など管理体制が厳しいからこそ、信頼性に繋がっているようにも思えます。

ペイズ（Payz）の悪い評判・口コミ

次にエコペイズの悪い口コミを紹介します。
まずは出金申請をしたところ、手数料だけが取られたユーザーの口コミです。

エコペイズという海外口座から日本の銀行口座に10万円ほど出金いたしました。
その際に手数料で5000円ほど取られました。
この後に出金に成功しました確認してくださいという通知が来たすぐ後に、出金が失敗しましたという通知が来ました。
するとエコペイズに手数料が抜かれた金額が戻っており、手数料のみ取られてしまいました。
私の手数料はどこに行ったのでしょうか。
返金してくださいと連絡しても、返金出来ないとの一点張りです。
どのようにして、返金対応を取るべきでしょうか。
いち顧客として次に出金してもまた手数料だけ取られるのが不安でもあり、詐欺行為ではないかと疑ってしまいます。

引用：Yahoo知恵袋

次に高額の入出金を繰り返したところ、アカウントを止められたユーザーの口コミです。

やっとエコペイズ使えるようになった。。
大きな入出金を何回かするだけですぐ止められて、所得関係の書類提出と銀行とカジノ側の入出金履歴求められるし、今後はエコペイズは控えようかな

引用：Twitter

過去に私もエコペイズのカスタマーサポートに連絡したことがありますが、合理的な理由もないまま主張の一点張りで諦めたことがありますので、サポートについては不安要素が残る人も多いこと分かります。

但し、高額の入出金を繰り返すと、マネーロンダリング対策の観点から、エコペイズだけでなく、どこでも調査はしてきますので、面倒な方は回数を重ねて少額取引を心がけましょう。

ペイズ（Payz）のまとめ

本記事では、オンラインカジノの入出金方法として人気の高いペイズについて詳しく解説してきました。ペイズは英国金融行動監視庁から金融ライセンスを取得していることや、マスターカードと提携していることからも客観的に信頼性は高いと言えます。
ペイズは登録後、本人確認をすることでシルバー会員へアップグレードできるようになり、銀行振込や仮想通貨で入金できます。

ただし、出金に仮想通貨は使えません。複数のオンラインカジノで遊ぶ人は、ペイズアカウントを１つ持っておけば、多くのオンラインカジノに資金移動ができるので是非、アカウントだけでも作っておきましょう。