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直近更新日:2023年7月20日

パーレー法とは|使い方や計算方法からメリット&デメリットを解説

パーレー法(Parlay)は、別名「逆マーチンゲール法」とも呼ばれており、短時間で大きな利益を目指す際に使用するカジノ必勝です。パーレー法は利益を指数関数的に増やす手法で止め時を見極めることが非常に重要となることから、中級~上級者向きの必勝法です。
本記事では、パーレー法の基本的な使い方から実践向けのスキルを解説します。

この記事を読んで分かること
  • パーレー法の基本的な使い方とルーレットを例にした実践方法
  • パーレー法のメリットとデメリット
  • パーレー法のシミュレーションと成功確率を高めるコツ

パーレー法(逆マーチンゲール)とは

パーレー法とは、ゲームに勝ったらベット額を前回の賭け金額から倍に上げていく「カジノ必勝法」です。
勝利したときのみ、ベット額を上げる方法なので損失のリスクは小さく、連勝が続けば賭け金額も大きくなるので、短時間で利益を出すことが可能になります。

負けたら賭け金を倍にしていき、1度勝てば負け分を取り戻すというマーチンゲール法とは逆の方法になるため、「逆マーチンゲール法」とも呼ばれています。パーレー法の賭け方は簡単ですが、使用するためのコツや、やめ時を見極めるということが大切です。

パーレー法の使用条件

オンラインカジノでパーレー法を使用するためには、3つの条件が必要となります。

パーレー法の使用条件
  • 独立事象のゲームであること
  • 勝率が50%前後であること
  • 初期の賭け金を非常に小さくすること

まず、パーレー法を使用するには、1回1回のゲームがその他のゲーム結果に影響されることなく、常に一定の確率である「独立事象のゲームであること」が必要です。

2つ目は「勝率が50%前後のゲームであること」です。勝率が50%前後のゲームであれば賭け金と配当金のバランスを取りやすく、パーレー法が有効に機能します。勝率が50%の場合、パーレー法を使用することで、初めの数回の勝利で利益を獲得することが可能になります。ブラックジャックやルーレットは独立事象であり、勝率が50%前後であるため、パーレー法を使用するのに適している一方で、ポーカーやバカラなどのゲームは独立事象ではないため、パーレー法には適していません。

3つ目に、パーレー法を使用する場合は、初期の賭け金を非常に小さくする必要があります。パーレー法は賭け金を増やしていくことによって、勝利の回数に応じて配当金を増やすことができるので、初期の賭け金が大きすぎると賭け金が膨らみすぎて一気に資金を失う可能性があるためです。

パーレー法の使い方

パーレー法の使い方の解説画像

パーレー法の使い方は非常にシンプルで、基本の1単位を決め、勝った場合は「前回の賭け金額2倍」を賭け、負けたらパーレー法を終了して再度スタートの1単位を賭けるという流れになります。

パーレー法の基本的な使い方をまとめると以下のようになります。

  1. 最初の賭け金となる「1単位の金額」を決める
  2. ゲームに勝てば次の賭け金を2倍に増やす
  3. ゲームに負ければ再度開始時の1単位を賭ける
  4. 同じプロセスを繰り返す

パーレー法は、勝った場合に賭け金を増やすことで利益を増やすことができますが、負けた場合には積み上げた利益を全て失います。そのため、「利益確定のタイミング」が非常に重要となります。

パーレー法をルーレットで実践

では、オンラインカジノのルーレットを使ってパーレー法の実践手順を紹介します。

 
賭け金と賭け方を決める
パーレー法の実践の手順1でルーレット開始前の画像

最初に、「1単位の金額」と「配当2倍」の賭け方を決めます。
例えばルーレットでは「赤黒」や「偶数奇数」などが配当2倍に該当します。

 
 
ルーレット1回目
パーレー法の実践の手順2でルーレット1回目の画面

ここではルーレットの赤に「$1」を賭けます。ゲーム結果は「赤」なので、配当は2倍で「$2」を獲得しました。次の2ゲームからパーレー法の使用開始です。現在の累計収支は「+$1」です。

 
 
ルーレット2回目
パーレー法の実践の手順3でルーレット2回目の画面

先ほどの賭け金額は「$1」だったため、賭け金を2倍の「$2」にして、次はEVEN(偶数)に賭けます。ゲーム結果は「EVEN」なので「$4」を獲得しました。現在の累計収支は「+$3」です。

 
 
ルーレット3回目
パーレー法の実践の手順4でルーレット3回目の画面

前回2ゲーム目の賭け金額は「$2」だったため、3ゲーム目の賭け金は更に2倍の「$4」にして次は「黒」に賭けます。ゲーム結果は「黒」なので「$8」を獲得しました。現在の累計収支は「+$7」です。ここまで勝率約50%の賭けで3連勝しており、そろそろ止め時かもしれませんが、もう1ゲーム挑戦します。

 
 
ルーレット4回目
パーレー法の実践の手順5でルーレット4回目の画面

前回3ゲーム目の賭け金額は「$4」だったため、4ゲーム目の賭け金を2倍の「$8」にして「ODD(奇数)」に賭けます。ゲーム結果は「EVEN(偶数)」にはいり、ゲームに負けてしまったのでパーレー法は終了です。

 

もし、3ゲーム目で終了していれば「$7」の利益を獲得できましたが、最後負けてしまったので「-$1」の損失となってしまいました。
このようにパーレー法は勝ち逃げをするタイミングを見極める事が重要となります。

パーレーを使用するメリット

人がメリットとデメリットを持っているイメージの画像

パーレー法は「短時間で大きく利益を生み出せる」という事以外にも、「ルールがシンプルで誰でも使用しやすい」というメリットがあります。

短時間で大きな利益を稼げる

パーレー法は、勝った時に賭け金を増やし、負けた時に賭け金を減らすことで資金を効果的に管理することができます。そのため、継続的に同じ賭け金を使用するよりも、長期的な利益を生み出すことが可能になる方法です。勝利が続いた場合には、短時間で大きな利益を得ることができます。

ただし、長期的な視野で資金管理を行って賭け金を適切にコントロールすることが重要になってきます。
基本の賭け金を低く設定すればするほどリスクは少なくなり、高く設定すればするほどリスクと利益が高くなっていきます。

賭け方が簡単で誰でも使える

パーレー法は勝利した場合に賭け金を2倍に増やしていくというシンプルなルールなため、賭け方が簡単で、誰でも理解しやすい必勝法です。初心者の方でもデメリットを理解し、コツを掴むことで使用しやすいカジノ必勝法と言えます。

大きなリスクを負わないためにはいくつかのポイントを理解する必要があるので、この後で説明するデメリットや成功を高めるためのコツを把握した上で使用して下さい。

パーレーを使用するデメリット

男性がデメリットを考えているイラスト

パーレー法はメリットもあると同時に、大きなリスクを伴うというデメリットも伴います。

主なデメリットは以下3点になります。

  • 1回負けると利益を全て失う
  • テーブル毎にベットリミット(上限賭け金)がある
  • 利益確定するタイミングの判断が難しい

1回負けると利益を全て失う

パーレー法では、前回の勝利額を次の賭け金として使用するため、1回負けると獲得した利益を全て損失してしまう事となります。連続して勝てない場合は損失が蓄積される可能性があり、そのような場合、損失が大きくなることもあります。

連続的に負けが続くと資金を失うことにもなりますので、自分にとって適切な賭け金を設定し、資金を失うことを避けるためにも自己管理を徹底してリスクを最小限に抑えていきましょう。

テーブル毎にベットリミットがある

オンラインカジノでは一般的にテーブル毎にベットリミット(上限ベット金額)が設けられています。

パーレー法を使用し、勝利が続いて賭け金を2倍にし続けていった場合、ベットリミットに達することがあります。その後は戦略を継続することができなくなる可能性があるので、注意が必要です。

利益確定するタイミングの判断が難しい

パーレー法では利益確定のタイミングを誤ると、資金を失ってしまう可能性が大きくなります。

勝率が高いときは利益確定を早めに行うことで、大きな利益を得ることができ、勝率が低い場合には、利益確定を遅らせた方がよいという場合もあります。

何回連勝したらリセットして利益を確定するか」というのは難しいですが、利益確定のタイミングを正確に判断するために連勝勝率を把握し、自分なりの判断基準を設けることが必要になります。賭ける前に計画を立て、冷静に判断していきましょう。

パーレー法の成功確率を高めるコツ

オンラインカジノでパーレー法を使用する場合、成功確率を高める為にはコツがあります。

まずは利益確定ラインを事前に決めておくことと、逆パターンの負けた時に賭け金を倍にしていく「マーチンゲール法」を組み合わせて使用することです。

連勝確率を把握して利益確定ラインを決めておく

パーレー法のルールはシンプルで難しくありませんが、使用する前に連勝回数を何回にするかという事を決め、利益確定ラインを決めておくことが大切なポイントになります。

パーレー法の獲得できる累計収支(単位)と確率を以下の表にまとめます。

  1勝 2連勝 3連勝 4連勝 5連勝 6連勝 7連勝 8連勝 9連勝 10連勝
賭け金 1 2 4 8 16 32 64 128 256 512
累計収支 1 3 7 15 31 63 127 255 511 1023
勝率(%) 50 25 12.5 6.25 3.13 1.56 0.78 0.39 0.19 0.09

パーレー法は勝つ度に賭け金を2倍にして繰り返していく戦略の為、賭け金が1桁の段階での2倍の賭けは比較的小さいリスクとなりますが、賭け金が2桁・3桁の額へと増えていった場合は、2倍の賭けを行うことが難しくなってきます。

また、勝率的にも利益確定のタイミングは3連勝目又は4連勝目となり、それ以上続けると確率的には非常に負ける可能性が高くなります。

このように、パーレー法を使うときには利益の確定ラインを決めておくことで、大きな損失を避ける事が可能になり、成功勝率を高めていくことができます。

マーチンゲール法と組み合わせて使う

パーレー法とマーチンゲール法は、どちらも賭け金を管理するための戦略となります。負けた場合に賭け金を増やし、勝った場合にスタートの賭け金に戻すことで、損失を取り戻すことを目指すマーチンゲール法をパーレー法と組み合わせることで、賭け金を効果的に管理することができます。

パーレー法でリスクを管理し、マーチンゲール法を使って損失を回収することで、賭け金を大幅に増やすことも可能になります。
ただし、こちらの組み合わせを使用する場合は資金を適切に管理することが重要となってきます。

パーレー法のまとめ

本記事ではパーレー法の基本的な使い方と、メリットやデメリット、そしてパーレー法を使用して勝率を高めるコツについて解説してきました。
パーレー法は、賭け金を増やすか減らすかを決定する戦略のため、リスクを抑えながら資金を効果的に管理していく事ができる様になります。賭け金を管理することによりリスクを最小限に抑えることができますが、パーレー法を使用する場合にはやめ時を見極めることが非常に重要なポイントです。
過度な賭けによって資金を失う可能性もあるため、引き際を見極め、パーレー法の欠点を補うマーチンゲール法などと併用しながら効率的に使用していきましょう。