ブラックジャック必勝法の完全版|勝ち方の3原則と具体的な必勝法を解説
ブラックジャックは頭脳戦のカジノゲームとして有名で、世界の数学者やプロギャンブラーが多くの必勝法を確立しています。ブラックジャックの期待値は適切にプレイすれば、平均98%~99%程度になりますが、上手く必勝法を活用することで100%を超えてきます。
本記事では、ブラックジャックで勝つための3原則と具体的な必勝法を解説します。
- ブラックジャックで勝つための基本3原則
- ブラックジャックの勝率を上げる必勝法
- ブラックジャックと相性の良いカジノ必勝法の種類と特徴
目次[閉じる]
ブラックジャックで勝つための基本3原則
ブラックジャックの必勝法は全て確率に基づいて開発されています。
確率を制する者がブラックジャックを制すると言っても過言ではありません。運要素が少なく、合理的に勝てるカジノゲームとして何世紀にもわたり、世界中の学者やプロギャンブラーを駆り立ててきました。
ブラックジャックの勝ち方は、以下3原則にまとめることができます。
- ブラックジャック戦略の定石
- ブラックジャック専用の必勝法で勝率アップ
- ブラックジャックと相性の良い必勝法で賭け金を最適化
ブラックジャックは必勝法を駆使することで唯一、「還元率100%を超えられるゲーム」なので、上記3原則について詳しく説明します。
参考:ブラックジャック完全ガイド|基本ルールや攻略法を初心者向けに解説
勝ち方の原則1|ブラックジャック戦略の定石
ブラックジャックで勝つためには、状況に応じた最低限の定石があります。これを無視すると、期待値は大きく低下するので勝つことは事実上、難しくなります。
まずブラックジャックの各カードは以下の確率で出現します。
A(1)~9 | 約7.69%(どのカードも同じ出現確率) |
---|---|
10(J,Q,K含む) | 約30.76% |
トランプ1デッキ当たりA~9は各4枚ずつ入っていますが、10と数えるカードには絵札も含むので4倍多く入っています。つまり、ブラックジャックでは「見えないカードを全て10と仮定」してプレイします。
そして上記の確率に基づき以下5パターンはブラックジャック戦略の基本です。
- ハンド合計が10以下⇒HIT(ヒット)
- ハンド合計が11⇒DOUBLE DOWN(ダブルダウン)
- ハンド合計が12~16⇒ディーラーのアップカード次第
- ハンド合計が17以上⇒STAND(スタンド)
- ハンドにA(エース)のペア⇒SPLIT(スプリット)
上記「ハンド」とは、プレイヤーの手札を表す専門用語なので覚えておきましょう。
ハンド合計10以下はヒット
ブラックジャックで最初に配られる2枚のカード合計が10以下のときはヒット一択です。もう一枚カードを引くと、確実に合計21へ近づき、バースト確率もゼロだからです。
ただ厳密に言うと、ハンドの組み合わせや、ディーラーのアップカード次第では「ダブルダウン」や「スプリット」を選択するべき状況もありますが、最初はヒット一択と覚えて問題ありません。
ここで重要なことは「もう一枚カードを引く」ことです。
ハンド合計11はダブルダウン
ブラックジャックの最初2枚のカード合計が11のときは、ダブルダウン一択です。
次に出現するカードは見えないので最も出現確率の高い「10」と仮定します。これに基づくと、ハンド合計は21となり、最強のハンドとなります。
ハンド合計12-16はアップカード次第
プレイヤーのハンド合計が12-16のとき、ディーラーのアップカードを見て判断します。アップカードに基づき、ディーラーのバースト確率が高いときはスタンド、低いときはヒットを選択します。
ディーラーのアップカード別バースト確率は以下表のとおりです。
ディーラーのアップカード | バースト確率 |
---|---|
A(エース) | 11.6% |
2 | 35.3% |
3 | 37.5% |
4 | 40.3% |
5 | 42.9% |
6 | 42.1% |
7 | 26.0% |
8 | 23.9% |
9 | 23.3% |
10 | 21.4% |
上記表よりアップカードが「4~6」のとき、ディーラーのバースト確率は40%以上となるので基本はスタンドします。ただ、アップカードが「A・10」のようにディーラーのバースト確率が低いときは、基本ヒットを選択しますが、プレイヤーハンドのバースト確率(次で紹介)も考慮して決める必要があるので注意しましょう。
ハンド合計17以上はスタンド
プレイヤーハンドの合計が17以上のとき、スタンド一択です。ヒットをすると高確率でバーストして負けるので、ディーラーより21に近いか、ディーラーのバーストによる勝利を狙います。
プレイヤーの現状ハンドと、次のカードを引いてバーストする確率は以下表のようになります。
プレイヤーの現状ハンド | ヒットしてバーストする確率 |
---|---|
11以下 | 00.00% |
12 | 30.79% |
13 | 38.48% |
14 | 46.17% |
15 | 53.86% |
16 | 61.55% |
17 | 69.24% |
18 | 76.93% |
19 | 84.62% |
20 | 92.31% |
プレイヤーはハンド合計が17以上になると、バースト確率も約70%以上となるので、スタンドして勝利を狙うのが最も合理的な戦略となります。
A(エース)のペアはスプリット
ブラックジャックの最初2枚のカードがA(エース)のペアは、スプリット一択です。
プレイヤーにAペアが配られると合計「2」で弱小ハンドとなりますが、スプリットをすることで改善できる可能性が高くなります。
また、2つのハンドに分けて勝負することから少なくとも片方に10が出現すれば、負ける可能性は極めて低くなります。もし、両ハンドに10が配られれば弱小カードから大逆転勝利することができます。
勝ち方の原則2|ブラックジャック専用の必勝法で勝率アップ
ブラックジャックは、確率に忠実なカジノゲームなので勝率を上げるための必勝法も2種類、確立されています。どちらの必勝法も適切に活用すれば還元率は99%以上になりますが、厳密には目的は以下のとおり、異なります。
ブラックジャックの期待値を上げることを目的としています。期待値は「勝率」と「賭け金」により導くことができ、勝利金を最大化するのに役立ちます。
ブラックジャックの勝率を上げるのに特化した必勝法です。威力の高さは公に証明されており、ランドカジノのブラックジャックは正式に使用を禁止しています。
カウンティングは習得するのに時間がかかり、難易度も高くなりますが、ベーシックストラテジーは誰でも簡単に使えるので是非、活用してください。
ベーシックストラテジー(基本戦略)
ブラックジャックのベーシックストラテジーは、プレイヤーハンドとアップカードの組み合わせから最も期待値の高いアクションを選ぶための基本戦略です。
ベーシックストラテジーは、プレイヤーハンドに基づいて以下3種類の表を選び、ディーラーのアップカード(数字)と交差するアクションを選びます。
ハードハンド | 最初2枚のカード(数字)が異なるとき |
---|---|
ソフトハンド | 最初2枚のカードにA(エース)を含むとき |
スプリット | 最初2枚のカードがペア(同じ数字)のとき |
ブラックジャックで最初、プレイヤーに配られた2枚のカードを確認して3種類のストラテジー表を選ぶだけなので誰でも直ぐに使えます。ベーシックストラテジーに沿ってプレイすれば理論上、還元率は98%~99.5%程度になるので確実に覚えておくべき必勝法です。
詳細:ベーシックストラテジー完全ガイド|表の覚え方と期待値を上げるブラックジャック戦略
カードカウンティング
ブラックジャックのカードカウンティングは、テーブル上に排出されたカードを記憶して次に出現するカードを予測する必勝法です。
ただ、テーブル上に排出されたカードを全て記憶するのは現実的に難しいので、実践を想定したカウンティング手法がいくつか確立されており、それぞれ難易度や精度も異なります。
特に最も有名な「ハイローシステム」は比較的、難易度も低く、最初に覚えるべきカウンティングの手法です。ハイローシステムは、カードを3種類の数値に分類して、それぞれ「-1」「0」「+1」のみを使用して計算します。そして自分の判断するタイミングの合計値(ランニングカウント)をもとに、有利不利を判断します。
カウンティングは還元率100%を超えるので、ランドカジノでは正式に禁止されていますが、オンラインカジノは使用できます。
詳細:ブラックジャックのカウンティング完全ガイド|仕組みや使い方を易しく解説
勝ち方の原則3|ブラックジャックと相性の良い必勝法で賭け金を最適化
ブラックジャックの配当は2倍なので様々なカジノ必勝法を活用できます。
カジノ必勝法は別名「システムベット」とも呼ばれており、幅広いカジノゲームに使用されます。ゲームの賭け金をシステム化でき、実践勝率が40%前後でも利益を出せることがあるので、効率的に資金を稼ぐことができます。
特にカジノ必勝法は30種類以上確立されており、それぞれ以下の特性に分類できます。
- 損失回収に向いた必勝法
- 利益追求に向いた必勝法
- 損失回収と利益追求を両立できる必勝法
上記3種類に沿って特にブラックジャックと相性の良いカジノ必勝法を各3種類ずつ紹介します。
ブラックジャックの損失回収に向いた必勝法3選
ブラックジャックで負けて損失が発生したとき、以下3種類の必勝法を活用すれば効率的に損失を回収できます。
マーチンゲール法
マーチンゲール法は別名「倍賭け法」とも呼ばれており、理論勝率は100%の有名な必勝法です。
ゲームで負けるたびに賭け金を2倍に増やし、1勝した時点で連敗中の損失と1単位の利益を獲得できます。
例えばブラックジャックで「10連敗確率は0.1%未満」になるので、それまでに1勝でもすれば何連敗しても利益を出せる計算になります。
ただ、連敗数が増えると賭け金は急騰するので損切りラインを決めて使用することが大切です。
詳細:マーチンゲール法とは|正しい使い方とメリット&注意点を解説
ウィナーズ投資法
ウィナーズ投資法は、過去にFXトレードや投資手法の情報商材として販売されていた事例もあり、非常に信頼性の高い必勝法の1つです。
ウィナーズ投資法は2連敗後に数列[1,1]をメモして勝てば左端の数字を消し込み、負ければ損金の単位数を数列の右端に追加します。そして数列が全て消えれば利益が確定します。
ウィナーズ投資法は連敗しても損失は緩やかに増えるだけなので低リスクで使用できますが、勝ち負けが交互に続くときは効果を発揮できないので他の必勝法を検討します。
詳細:ウィナーズ投資法とは|基本的な使い方と弱点を克服する改良法を徹底解説
2in1法
2in1法は、1勝で2敗分の損失を回収することができ、高確率で成功します。一撃で損失を取り返すことや、稼ぐことはできないので堅実な損失回収に向いた必勝法です。
2in1法は数列[1,1]をメモして勝てば両端の数列を消し込み、負けると損金の単位数を数列の右端に追加します。そして数列が全て消えたら2敗分の損金が回収されます。
ただ、損失金額が大きいと長期戦になるので費用帯効果を検討してご利用ください。
詳細:2in1法とは|特徴や使い方&実践で役立つシミュレーション結果を解説
ブラックジャックの利益追求に向いた必勝法3選
ブラックジャックで連勝しているときや、波に乗っているときは、以下3種類の必勝法で利益を最大化します。
パーレー法
パーレー法は、逆マーチンゲール法とも呼ばれており、勝つたびに賭け金を2倍に増やして1敗するまでに利益を確定する必勝法です。パーレー法は連勝の波に乗れれば、指数関数的に利益を増やすことができ、短時間で大きく稼げます。
ただ、毎ゲームで増えた利益を次のゲームにオールインするので、1度でも負けると利益が全て吹っ飛びます。パーレー法を使う際には現状の波を分析して利益確定のタイミングを計ることが重要です。
詳細:パーレー法とは|使い方や計算方法からメリット&デメリットを解説
グッドマン法(1235法)
グッドマン法は別名1235法とも呼ばれており、リスクを最小限にして着実に利益を出せる必勝法です。
使い方は簡単で勝つたびに賭け金を「1(単位)→2→3→5・・・」と増やしていくだけです。少額の資金でも利用でき、3連勝した時点で損失リスクはゼロになります。
ただ、連勝を前提とした必勝法なので、ブラックジャックで波に乗りながらも損失リスクを回避して地道に利益を増やすことに優れています。
詳細:グッドマン法とは|使い方と特徴&期待値をシミュレーションで解説
キャンセレーション法
キャンセレーション法は、自分で目標利益と数列を設定して使用する必勝法です。数列を自由に決めることができ、リターンとリスクの大きさを自分でコントロールできます。
1単位の賭け金と数列を決めて、ゲームに勝てば両端の数字を消し込み、負けると損金の単位数を数列の右端に追加します。そして全ての数列が消えた時点で目標利益達成となります。
特にキャンセレーション法は数列の設定方法を間違うと、長期戦になったり、損失が膨らむなど意図しないゲーム展開になるので注意が必要です。
詳細:キャンセレーション法とは|使い方や損切り法&注意点を解説
ブラックジャックで損失回避と利益追求の両立できる必勝法3選
ブラックジャックで損失回収するだけでなく同時に利益も狙いたいときは以下3種類の必勝法が効果的です。
モンテカルロ法
モンテカルロ法は、世界的に信頼性の高い必勝法でアメリカのランドカジノを破産に追い込んだという逸話も残っています。実践で使っても勝ちやすく、確かで効果の高い必勝法です。
モンテカルロ法は、様々な必勝法のベースとなっており、同様に数列を使って賭け金を決めます。ブラックジャックは2倍配当なので数列[1,2,3]をメモして、勝てば数列を消し込み、負ければ賭け金を数列の右端に追加します。そして全て数列が消えれば利益確定です。
モンテカルロ法はブラックジャックの実践勝率が40%未満でも利益を出せることもあり、おすすめの必勝法です。
詳細:モンテカルロ法とは|基本的な使い方と実践の勝ち方を分かりやすく解説
31システム法
31システム法は、利益と損失リスクのバランスが良く、有能な必勝法です。1セット9ゲームで1度でも2連勝すれば利益が確定し、失敗しても最大損失は31単位に抑えることができます。
31システム法は、31を決められた9個の数字に分解して順番に賭けていきます。賭け方の規則性は勝敗で異なりますが、2連勝した時点で利益が確定して1セット完了です。少額資金も利用でき、高確率で利益を得られますが、賭け方の順番を間違うと予想外の損失が発生するので注意が必要です。
詳細:31システム法とは|使い方や特徴&シミュレーションを徹底解説
10パーセント法
10パーセント法は、非常に合理性の高い必勝法でブラックジャック以外にも様々なギャンブルや投資分野に応用できます。常に手元資金の10%を賭けていくことから連勝時は複利で高利益を狙える一方、連敗時には緩やかに資金が減少します。
ただ、10パーセント法は勝敗が交互に続くと利益は増えにくいので、カードカウンティングなどを利用して有利なゲームだけに参加することで利益も最大化できます。
詳細:10パーセント法とは|特徴や使い方&実践シミュレーションの考察を解説
ブラックジャックの必勝法まとめ
本記事では、ブラックジャックで勝つための原則と具体的な勝ち方を解説しました。
ブラックジャックは確率的要素が強く、プレイヤーの意思決定が結果に大きく影響するので各必勝法の活用が非常に重要となります。
特に、ブラックジャックは確率に基づいた判断ができるか否かで稼げる利益も変わってくるので、事前に覚えて実践の判断材料にしてください。また、勝率を上げる2種類の必勝法と状況に応じたシステムベットを上手に活用できるように、十分に練習しておきましょう。