ライトニングブラックジャック完全ガイド|ルールや配当&攻略法を徹底解説
ライトニングブラックジャック(Lightning Blackjack)とは、2021年にエボリューションゲーミング社からリリースされたド派手な稲妻とともにマルチプレイヤーが選ばれるライブブラックジャックです。ルーレットとバカラに次いで登場したライトニングブラックジャックでは、勝利ハンド(手札)の合計数字によって最大26倍まで配当が倍増します。
本記事では、ライトニングブラックジャックの基本ルールや遊び方から実践の勝ち方を解説します。
- ライトニングブラックジャックの基本ルールと遊び方の流れ
- マルチプレイヤーの仕組みと配当の計算方法
- ライトニングブラックジャックの期待値や攻略法
目次[閉じる]
ライトニングブラックジャックとは
ライトニングブラックジャックとは、ライブカジノ大手のエボリューションゲーミング社が手掛けるライトニングシリーズのブラックジャック版です。ルーレットやバカラに続き、2021年秋にブラックジャックのライトニングシリーズも登場しました。ライトニングブラックジャックは、配当の大幅アップが期待でき、通常のブラックジャックより短時間で大きく勝てる可能性を秘めています。
ライトニングブラックジャックの特徴
ライトニングブラックジャックには、マルチプライヤーの倍率を抽選するライトニングラウンドが用意されており、最高26倍の配当を獲得できます。勝利ハンドごとにマルチプライヤー倍率が表示され、合計21に近いほど配当は高くなります。ただ、ライトニングブラックジャックには以下2点の注意が必要です。
- 参加手数料100%(毎ゲームで賭け金と同額の手数料が発生)
- マルチプライヤーの適用は2連勝が条件
ライトニングブラックジャックは「賭け金×2倍の資金が必要」となり、1勝目は損益±0になり、2ゲーム目で続けて勝てば1ゲーム目のマルチプライヤーが適用されます。
ライトニングブラックジャックの基本ルール
ライトニングブラックジャックの基本ルールは通常のブラックジャックと同じで、ハンドの合計をディーラーのカードより「21」に近づければ勝利となります。
ただ、ライトニングラウンドの配当アップや獲得タイミング、参加手数料の点で異なります。
ライトニングブラックジャックの大まかなゲームの流れは以下のようになります。
- 参加手数料を上乗せして賭ける(手数料は賭け金の100%)
- ライトニングラウンド(各勝率ハンドのマルチプライヤーを表示)
- 通常のブラックジャックと同様にゲームを進める
- ディーラーに勝つと2倍配当を獲得して勝利ハンドのマルチプライヤー倍率が決定(損益±0)
- 2ゲーム目も同様に①-③の順で進む
- 2ゲーム目で勝つと配当にマルチプライヤー倍率(④)が適用(通常の2倍ではない)
ライトニングブラックジャックは、最初の勝利ラウンドでマルチプライヤーの倍率が確定し、次のラウンドで勝ったときにマルチプライヤーの配当倍率が適用されます。では、ライトニングブラックジャックの特徴をそれぞれ詳しくみていきます。
参考:ブラックジャック完全ガイド|基本ルールや攻略法を初心者向けに解説
マルチプレイヤーの配当倍率が抽選される
ライトニングブラックジャックでは、ベット終了後にライトニングラウンドの抽選が行われ、ハンドごとに勝利したときのマルチプライヤーが決定されます。特に勝利ハンドのマルチプライヤーは以下の範囲で抽選されます。
- 勝利ハンド:2倍~15倍
- ナチュラルブラックジャック:6倍~25倍
ライトニングブラックジャックのマルチプライヤーは、勝利ハンドの合計値が大きくなるほど、倍率も上がります。上図の例では勝利ハンドにより、2倍~10倍のマルチプライヤーが抽選されており、ナチュラルブラックジャックは15倍の配当が付いています。
ライトニングブラックジャックの手数料
ライトニングブラックジャックの参加手数料は賭け金の100%なので、毎ゲームで「賭け金×2倍」の資金が必要です。上図は1ドル賭けると1ドルの手数料が発生して合計賭け金は2ドルになっています。
つまり、ライトニングブラックジャックで利益を得るためには、マルチプライヤー適用の2連勝が条件となります。最初のゲームで勝利しても2倍配当なので手数料と相殺して収支は±0になります。
ライトニングブラックジャックの配当と計算方法
ライトニングブラックジャックの配当は、マルチプライヤー適用外のゲームは通常配当の2倍ですが、勝利ラウンドの次ゲームで勝てば、勝利ラウンドで確定したマルチプライヤーが適用されます。
例えば、開始ラウンドで10ドル賭けて、勝利ハンドのマルチプライヤー8倍が確定したとします。そして次のラウンドでも同様に10ドル賭けて勝利すると配当は以下のように計算します。
賭け金 | 手数料 | 勝敗 | 配当金 | 損益 | |
---|---|---|---|---|---|
開始ラウンド | 10ドル | 10ドル | 〇 | 20ドル | ±0ドル |
次のラウンド | 10ドル | 10ドル | 〇 | 80ドル(8倍配当) | 60ドル |
上記のケースでは、開始ラウンドは勝利したけど、手数料100%なので損益は±0ですが、次ゲームはマルチプライヤー8倍なので勝利すると80ドルが払い戻されます。
ライトニングブラックジャックは、マルチプライヤーで勝てれば大きい配当を獲得できますが、それ以外は基本的に「損失、もしくは±0になる」ので損切ラインは必ず決めておきましょう。
ライトニングブラックジャックの遊び方
ライトニングブラックジャックは、通常ブラックジャックに「ライトニングラウンド」と「マルチプライヤー適用」のルールが加わります。そこで、オンラインカジノを使ってライトニングブラックジャックの全体的な遊び方と流れを紹介します。
ライトニングブラックジャックのマルチプライヤー倍率が決定する初回ラウンドです。まず、チップ金額を選んでベットエリアに置きますが、手数料100%に注意です。
ここでは、$1を賭けるので手数料$1と合わせて合計賭け金は$2です。
ベッティング時間が終了すると、次ラウンドで勝利した場合のマルチプライヤー倍率が各勝利ハンドごとに公開されます。今回の初回ラウンドは勝利ハンドに対し、2倍~15倍のマルチプライヤーが選ばれました。
- 勝利ハンド4~17:2倍
- 勝利ハンド18:4倍
- 勝利ハンド19:5倍
- 勝利ハンド20:6倍
- 勝利ハンド21:10倍
- ナチュラルブラックジャック:15倍
ここでは勝利ハンド17以下は通常配当の2倍なので次のライトニングラウンドで利益を出すためには合計18以上でハンドで勝つことが条件です。
プレイヤーには「Aと10」が配られてアップカードが「7」なので、ナチュラルブラックジャックで勝利です。本ラウンドは$1賭けていたので配当2.5倍の$2.5を受け取り、合計賭け金を引くと$0.5の利益です。
次のラウンドで勝利すれば15倍の配当を獲得できます。
初回ラウンドと同様にチップ金額を選んで賭けます。ここでは初回ラウンドと同様に賭け金$1と手数料$1を払って合計賭け金は$2です。
ここでの注意点は、本ラウンドの勝利した場合、マルチプライヤー15倍が適用されるのでは前ラウンドの賭け金と同額分のみです。仮に本ラウンドで$3を賭けて勝利した場合、$1分に対して配当15倍と$2に対して通常配当2倍が適用されます。
本ラウンドの勝利ハンドごとにマルチプライヤーの倍率が以下のとおり公開されます。
- 勝利ハンド4~17:2倍
- 勝利ハンド18:2倍
- 勝利ハンド19:3倍
- 勝利ハンド20:4倍
- 勝利ハンド21:5倍
- ナチュラルブラックジャック:6倍
初回ラウンドと比較して弱気のマルチプライヤー倍率となりました。
プレイヤーには「10と7」のカード、アップカードには「10」が配られました。プレイヤーはアクションを選択します。ここではプレイヤーハンドが既に17なので、スタンドします。ここで勝てば$15の配当を獲得できますが、負ければ賭け金$1と手数料$1は没収されてマルチプライヤーはリセットされます。
ディーラーのダウンカードは「7」なので、双方のハンドは17でプッシュ(引き分け)です。
この場合、賭け金$1は返金されますが、手数料は没収されるので実質的に「-1」の損失です。ライトニングブラックジャックは、ナチュラルブラックジャック又は2連勝する以外、ゲーム単体では常にマイナス損益となります。
ライトニングブラックジャックの配当と期待値
ライトニングブラックジャックは、マルチプライヤー適用のラウンドで勝てば高配当を狙えますが、各ラウンド単位で見ると損失を出す機会が多くなります。
そこで、ライトニングブラックジャックの配当と期待値をまとめます。
ライトニングブラックジャックの配当
ライトニングブラックジャックは、初回ラウンドとマルチプライヤー適用の2ラウンド目で配当は以下のように異なります。
通常勝利 | ブラックジャック | |
---|---|---|
初回ラウンド(勝利想定) | 1.0倍 | 1.5倍 |
2ラウンド目 | 2.0倍~15.0倍 | 6.0倍~25.0倍 |
ライトニングブラックジャックは手数料100%なので、初回ラウンドは(ナチュラル)ブラックジャック以外、利益が出ることはありません。ただ、初回ラウンドに勝って2ラウンド目の配当は期待できます。
ライトニングブラックジャックの期待値
ライトニングブラックジャックの期待値は、「還元率」と「控除率」で表されます。特にプレイヤー期待値は還元率、ディーラー(胴元)期待値は控除率となります。
ライトニングブラックジャックの還元率と控除率は以下のとおり公表されています。
還元率(ペイアウト率) | 控除率(ハウスエッジ) |
---|---|
99.56% | 0.44% |
仮にプレイヤー100名が合計1,000万円を賭けたとき、9,956,000円はプレイヤーの配当として払い戻され、残44,000円が胴元の利益となるように設定されています。
ライトニングブラックジャックは基本2連勝しなくては、利益が出ないので勝つのは難しそうに感じるかもしれませんが、通常のブラックジャックより還元率は高めとなっています。
ライトニングブラックジャックの攻略法
ライトニングブラックジャックの損益パターンは、大きく勝つか、負けるかのどちらかです。
初回ラウンドで勝って2ラウンド目のマルチプライヤーで勝つ以外、稼げる方法はなく、ゲーム全体の期待値と勝率を意識することが重要です。
そこで、ライトニングブラックジャックに有効的な2種類の攻略法を紹介します。
ベーシックストラテジーを使って期待値を高める
ベーシックストラテジー(基本戦略)は、ブラックジャックのゲーム全体を通して還元率(期待値)を最大限、高めることができます。3種類のストラテジー表を使えば、プレイヤーハンドとアップカードの組み合わせから最も期待値の高くなるアクションを使えるようになります。
ブラックジャックのベーシックストラテジーは、実践の期待値を理論値に近づける目的で開発されたので勝率も高めることができます。
期待値は「勝率」と「賭け金」の変数で計算するため、期待値を高める攻略法は勝率を上げることに役立ちます。
ベーシックストラテジーは、ライトニングブラックジャックをプレイする上で非常に重要な攻略法なので必ず活用しましょう。
詳細:ベーシックストラテジー完全ガイド|表の覚え方と期待値を上げるブラックジャック戦略
カウンティングで勝率を上げる
ライトニングブラックジャックで大きく勝つためにカードカウンティングが非常に効果的です。
ブラックジャックのカウンティングは、テーブル上に排出されたカードを記憶して次に出るカードを予測するので各ゲームの勝率を上げることができます。カウンティングを使えば勝率の高いゲームだけに参加したり、次に配られるカードを予測して最適なアクションを選択できます。
ライトニングブラックジャックは、2連勝以上の確率をどれだけ上げれるかがポイントとなるので、カウンティングの有無は収益に大きく影響します。
特に、ライトニングブラックジャックは初回ラウンドで勝利した後、2ラウンド目まで最大180日の猶予があるので、マルチプライヤーが確定したら、カウンティングを使って参加するべきゲームを見極めましょう。
詳細:ブラックジャックのカウンティング完全ガイド|仕組みや使い方を易しく解説
ライトニングブラックジャックの注意点
ライトニングブラックジャックは、通常ブラックジャックと同様のルールで遊べますが、配当については注意しておく必要があります。上記で触れてきましたが再度、ライトニングブラックジャックの損益に関わる配当ルールの注意点を以下にまとめます。
初回ラウンドは勝利(ブラックジャック除く)しても利益は±0。次ラウンドも勝って連勝すれば、マルチプライヤーが発動して利益を獲得できる。
初回ラウンドで勝利して次ゲームで賭け金を吊り上げても、初回ラウンドの賭け金と同額分しかマルチプライヤーは適用されない。
ライトニングブラックジャックは、ディーラーと引き分けになっても賭け金と同額の手数料は没収されるので、実質賭け金と同額の損失が発生する。
ライトニングブラックジャックは、2連勝できない限り、資金は減り続けるので事前に損切りラインと利益確定のタイミングを決めて挑戦しましょう。
ライトニングブラックジャック完全ガイドのまとめ
本記事では、ライトニングブラックジャックの特徴やルールを解説しました。
ライトニングブラックジャックの基本ルールは通常のブラックジャックと同じですが、マルチプライヤーと手数料の2点において異なります。賭け金と同額の手数料が発生するので、マルチプライヤー適用外のゲームでは、ブラックジャックが揃う以外、利益を出すことはできません。従って、基本的なプレイスタイルは通常ラウンドで資金を減らしながら、マルチプライヤーで大きく増やし……の繰り返しです。
ただ、マルチプライヤーの倍率は2倍~25倍と高く、期待値の観点から見ると通常ブラックジャックより稼ぎやすくなっています。特に、ライトニングブラックジャックは、ベーシックストラテジーとカードカウンティングを活用することで大勝ちできる可能性を秘めています。
通常ブラックジャックで慣れて勝てるようになったら、是非ライトニングにも挑戦してみてください。