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直近更新日:2023年11月27日

ブラックジャック戦略に大切な期待値や勝率を徹底研究|平均値や計算方法を解説

ブラックジャックとは、トランプの合計を「21」に近づけるゲームですが、非常に戦略的で知的なカジノゲームです。特に勝率や期待値はブラックジャック戦略の基礎となるので強くなりたい方は確実に覚えておきましょう。
本記事では、でブラックジャックの平均的な期待値や勝率を様々な角度から紹介します。

この記事を読んで分かること
  • 期待値や勝率の意味とは?計算方法の違いから解説
  • ブラックジャックの勝率や期待値の平均値
  • ブラックジャックの勝率や期待値を上げる方法

オンラインカジノの勝率や期待値とは?指標と計算方法の違い

ブラックジャックを含む全てのカジノゲームには、理論上の勝率や期待値が決まっています。
ただ、カジノの勝率や期待値を厳密に理解している人は少なく、多くの人が「勝ちやすさを示す指標」程度に理解していると思います。

当然、どちらの確率も大きい方が有利になりますが両者の確率が表す意味合いは大きく異なります。特に、ブラックジャック戦略は確率が非常に重要となりますので、正しく理解しておきましょう。

参考:ブラックジャック完全ガイド|基本ルールや攻略法を初心者向けに解説

勝率の指標と計算方法

ブラックジャックの勝率についての説明画像

ブラックジャックの勝率は「ゲームに勝てる割合」を表しており、以下のように計算します。

勝率の計算式

勝率=勝利したゲーム数÷(勝利したゲーム数+負けたゲーム数)×100%

ブラックジャックの勝率を計算する際には、引分けを除外して考える必要があるので注意しましょう。例えば全100ゲームで「50勝10分40敗」の場合、全90ゲームに対する勝利した50ゲームの割合になるので、勝率は約55.5%となります。くれぐれも100ゲームで割らないように気を付けましょう。

期待値の指標と計算方法

ブラックジャックの期待値についての説明画像

ブラックジャックの期待値は「1ゲーム当たりの平均損益」を表しており、以下のように計算します。

期待値の計算式

1ゲーム当たりの期待値=勝利したときの利益×勝率+負けたときの損失金額×負ける確率

ブラックジャックの期待値を計算する際、損失金額は「-(マイナス)」を付けて計算します。例えば、勝率48%のブラックジャックに100円賭ける場合の期待値は「100×0.48+(-100)×0.52」と計算できます。つまり、本ブラックジャックをプレイすると、1ゲームごとに約4円ずつ損失が発生する計算になります。

ブラックジャックの平均的な勝率

メガネをかけた男性が黒板に文字を書いている画像

ブラックジャックの勝率は「プレイヤーハンド」と「ディーラーのアップカード」で変動するので、以下はブラックジャック勝率の平均値となります。
また、ベーシックストラテジーの有無で平均勝率は大きく変わることを理解しておきましょう。

ベーシックストラテジー利用有り 約48.0~49.5%前後
ベーシックストラテジー利用無し 約43.0~45.0%前後

ベーシックストラテジーを使えば、全カードの組み合わせから最も勝率が高くなるアクションを使ってプレイできます。また、ブラックジャックには他にも勝率を高める攻略法が確立されており、知識と経験次第で大きく稼げるようになります。

ブラックジャックの勝率を高める方法

ブラックジャックの平均勝率は約43%~45%程度となっておりますが、以下2種類の攻略法を使うことで誰でも簡単に勝率50%前後まで高めることができます。

ベーシックストラテジー(基本戦略)

3種類のストラテジー表を暗記するだけで誰でも簡単にブラックジャックの勝率を49%前後まで高めることができる。

カードカウンティング

テーブル上に配られた全部のカードを記憶して次に出現するカードを予測する手法で、勝率50%を超えることができる。

ベーシックストラテジー(基本戦略)は、ブラックジャックの全プレイヤーが最初に習得するべき必勝法です。
3種類のストラテジー表にはプレイヤーハンドとアップカードの交差する位置にアクション名が記載されており、それに従ってプレイするだけで「勝率を49%以上」に高めることができます。

また、ブラックジャックのカードカウンティングには、「ハイローシステム」という有名な手法があり、全てのカードを「+1」「0」「-1」の3グループに分類して計算します。
威力が高すぎて多くのランドカジノは正式に使用を禁止していますが、オンラインカジノのライブブラックジャックは使用できます。カウンティングは瞬時にカードを計算するので難易度は高くなりますが、豊富な練習と経験を積むことで小学生でも使えるようになります。
ブラックジャックのカウンティングを使用した場合、「勝率を約50%以上」に上げることができます。

ブラックジャックの期待値

還元率と控除率の図解

ブラックジャックの期待値に似た用語に「還元率」と「控除率(ハウスエッジ)」があります。
特に、プレイヤー側の期待値を「還元率」、ディーラー(胴元)側の期待値を「控除率」と呼びますが、この2つの指標は1ゲーム当たりの平均損益割合を表しており、両方を足すと賭け金の総額と一致します。

また、期待値は1ゲーム当たりの「平均損益金額」と説明しましたが、還元率と控除率は1ゲーム当たりの賭け金に対する「損益の割合」です。また、ブラックジャックの期待値はアクションルールや、デッキ数によっても変わってくるので、平均的な期待値を紹介します。

参考:オンラインカジノの還元率とは|仕組みと控除率との関係性

プレイヤー期待値=還元率

還元率とは、「賭け金に対して払い戻される金額の割合」を表しており、100%未満のマネーゲームをギャンブルと呼び、100%以上を投資と呼びます。
ブラックジャックの還元率は勝率をもとに計算するので、ベーシックストラテジーの有無により変わります。

  ベーシックストラテジー有 ベーシックストラテジー無
勝率(仮定) 49% 45%
還元率 98% 90%

ベーシックストラテジーを使うと、ブラックジャックの還元率は98%以上を期待できるので、仮に100万円賭けたら98万円前後が払い戻されることになります。

胴元の期待値=控除率(ハウスエッジ)

控除率(ハウスエッジ)とは「賭け金に対して胴元側の利益割合」を表しており、還元率+控除率=100%の関係が成り立ちます。プレイヤーの損失金額が胴元の利益になることを意味しています。
先ほどの還元率の例で言うと、プレイヤーがベーシックストラテジーを使って100万円をブラックジャックに賭けると胴元は約20,000程度が利益になる仕組みです。

カジノ側の利益は意外に少ないと感じた人も多いと思いますが、人気カジノは毎日、億単位のお金が動くので十分に利益を出すことができます。

ブラックジャックのルールやデッキ数で変わる期待値の例

ブラックジャックの期待値は、デッキや特殊アクションの制限によっても変わってきます。まずブラックジャックのデッキ数による期待値(還元率)の変化は以下表のようになります。

使用デッキ数 還元率
1デッキ 99.99%
2デッキ 99.66%
6デッキ 99.45%
8デッキ 99.42%

上記は、ベーシックストラテジー有を想定しています。また、ブラックジャックの期待値は、以下のような特殊アクションの制限やルールで変わります。

  • デッキ数(上記説明済)
  • ダブルダウンを利用できる2枚のカード制限
  • スプリット後の再スプリット
  • ダブルダウン後のスプリット
  • サレンダーの可否

もし、ブラックジャックの細かいルールで変化する期待値を知りたい方は以下の参考サイトが役立ちます。

参考:BLACKJACK HOUSE EDGE CALCULATOR

ブラックジャックと他カジノゲームの期待値を比較

公営ギャンブルとオンラインカジノのペイアウト率を比較した画像

ブラックジャックの期待値は、全カジノゲームで最も高く、理論上は勝ちやすくなりますが、逆にスキルや経験値が大きく影響します。ただ、期待値が高いに越したことはないので以下表にブラックジャックと他ゲームの還元率を比較します。

カジノゲーム 還元率
ブラックジャック(インフィニティ) 約99.47%
クラップス 約99.17%
バカラ(スピード) 約98.94%
ルーレット(ジャパニーズ) 約97.30%
クレイジータイム 約96.08%
ビデオスロット 約95.00%~96.00%(最も多い範囲)

オンラインカジノの還元率は全体的に95%以上が多く、ブラックジャックの還元率は99%を超えています。また、公営ギャンブルなどと比較して、オンラインカジノ全体の還元率は圧倒的に高くなります。特に宝くじは還元率45%程度なので運営側の利益は非常に大きくなります。

ブラックジャックの期待値を高める戦術

ブラックジャックは、具体的な必勝法や攻略法以外にも様々な確率に基づき、期待値を上げることができます。
特に以下3点はブラックジャックの期待値を高める上で基本の戦術となります。

  • インシュランスは絶対に使用禁止
  • ベーシックストラテジー(基本戦略)を使用
  • サレンダー(Surrender)の使えるブラックジャックを選ぶ

では、それぞれ順に説明します。どれも気を付けることで簡単に実施できる戦術なので是非、活用してください。

インシュランスは絶対に使用禁止

ブラックジャックのインシュランスは、期待値を大幅に下げるので原則、使用は控えてください。具体的には以下条件でインシュランスを使用すると「期待値はおおよそ-10%」となります。

  • 8デッキブラックジャック(オンラインカジノ)
  • ディーラーと1対1の勝負

通常、ブラックジャックの還元率は99%以上となりますが、インシュランスを使うことで約90%前後にまで下がります。インシュランスの有効性や詳しい期待値は以下参考ページをご確認ください。

参考:ブラックジャックのインシュランスとは|使い方や損得&期待値を解説

ベーシックストラテジー(基本戦略)を使用

ブラックジャックのベーシックストラテジー(基本戦略)は、必勝法というほど大げさな手法ではなく、誰もが覚えるべき「ブラックジャックの応用ルール」の位置づけです。
プレイヤーは自分のハンドとディーラーのアップカードの組み合わせに基づき、3種類のストラテジー表に記載されたアクションを取るだけなので、覚えてしまえば誰でも簡単に使えます。

ブラックジャックをプレイする際、ベーシックストラテジーを使わなければ還元率は90%前後になり、非常に勝ちにくくなるので注意しましょう。

参考:ベーシックストラテジー完全ガイド|表の覚え方と期待値を上げるブラックジャック戦略

サレンダー(Surrender)の使えるブラックジャックを選ぶ

ブラックジャックのサレンダーとは、「降参」を意味しており、プレイヤーは最初2枚のカードと、ディーラーのアップカードを確認して「勝てない!」と思えば、賭け金の50%を支払って降参できるルールです。

プレイヤーは適切にサレンダーを使用することで、期待値を上げることができますが、ブラックジャックテーブルによっては、サレンダーの使用を禁止しています。もし、テーブルを選べる状況なら絶対に「サレンダー有」のブラックジャックが有利となります。

ブラックジャックの勝率と期待値まとめ

本記事では、ブラックジャックの勝率や期待値について詳しく解説しました。
勝率や期待値、還元率の用語は難しそうに聞こえるので牽制されがちですが、知っておくことで有利にプレイすることができます。特に勝率と期待値の意味合いは大きく異なり、稼ぐためには「期待値」が重要となります。
通常ブラックジャックは、ベーシックストラテジーを利用すれば還元率(≒期待値)99%以上になりますが、他にも様々な期待値を高める手法があります。一方、インシュランスのように期待値を大幅に下げてしまうアクションもあるので注意が必要です。
ブラックジャックで勝つためには有名な必勝法を使うことも大切ですが、確率思考から戦略を考えて実践に応用することも重要なので、なるべく幅広い確率を知っておきましょう。