10パーセント法とは|特徴や使い方&実践シミュレーションの考察を解説
10パーセント法とは、低リスクで大きな利益を狙えるシステムベットとして多くのプレイヤーに利用されています。常に資金の10パーセントを賭けるため負けても損失は資金の10%で抑えることができ、勝てば利益は複利で増える仕組みになっています。ただ、使用方法を間違えると本来の効果が発揮できないので正しい知識をもって活用しましょう。
本記事では、10パーセント法の基礎知識と使い方から実践シミュレーションに基づく効果の検証を紹介します。
- 10パーセント法の使用条件や特徴
- 10パーセント法の使い方と実践シミュレーション
- 10パーセント法で資金を増やすためのコツ
目次[閉じる]
10パーセント法とは
10パーセント法は、手持ち資金の10%を賭け続けるだけの「カジノ必勝法」です。
特別な知識や数式、心理作戦などは必要なく、常に軍資金の残金の10%を計算して賭けていきます。10パーセント法の賭け金は資金に対して常に一定となるため、他のカジノ必勝法のように急激な賭け金の増加や悪循環のループにハマることもありません。
また、連勝後は複利の原理で勝利金も増えるので、バランスの取れたおすすめの必勝法です。
10パーセント法の利用に適した条件とは
10パーセント法の利用は、「勝率50%かつ2倍配当」のゲームに適しています。
具体的には以下のゲームと賭け方の組み合わせに使われることの多い必勝法です。
ゲーム | 項目 | 配当 |
---|---|---|
ルーレット | 赤黒・奇数偶数・ハイロー | 2倍(1:1) |
バカラ | プレイヤーの勝利予想 | 2倍(1:1) |
ブラックジャック | – | 2倍(1:1) |
クレイジータイム | 数字「1」 | 2倍(1:1) |
特に、ヨーロピアンルーレットの配当2倍は勝率48.64%と高く、10パーセント法に最も適しています。逆にクレイジータイムの数字「1」の勝率は38.9%と低いので、リスクも大きいと言えます。
10パーセント法の事前に知っておくべく3つの特徴
10パーセント法は連勝時に複利で利益を伸ばし、連敗時は資金の減りが緩やかなことから、カジノゲーム以外の投資などにも応用される優秀な手法です。
以下は10パーセント法を使用する際に知っておくべき3つの特徴です。
連勝時は複利で大きく利益を増やせる
10パーセント法は、複利で資金を増やせるカジノ必勝法です。
複利とは元本についた利息にさらに利息がつく状態を指します。10パーセント法は、勝ちが続けば続くほど、一度に賭ける金額が多くなります。
つまり、賭け金が多ければ多いほど、得られる配当も多くなるため、稼ぐスピードも上がります。
負けると徐々に賭け金が減る
10パーセント法では、負けると資金が少しずつ減りますが、資金に対して常に10パーセントの割合で賭けているため、連敗しても損失額は徐々に少なくなります。
例えば資金$100でスタートした場合は以下となります。
1回目のゲームで$10を賭けて負けた場合、2ゲーム目開始時の資金は90ドルに減っています。2ゲーム目も資金の10%に当たる「$9」を賭けるので、負けても資金の減るスピードは緩やかになります。
勝敗が交互に続くと利益が出にくい
10パーセント法は、勝率50パーセント以上でないと、最終的に利益が出ません。
特に、勝敗が交互になる流れには注意が必要です。せっかく獲得した利益が、次の負けですべて持っていかれ、累計損益はマイナスになります。
連勝するのを待つか、損切りして流れを断ち切るか、どちらかの選択を迫られるでしょう。
10パーセント法の使い方と実践方法
10パーセント法の使い方は、まず初回ゲームで軍資金の10パーセントの金額を賭けます。
2ゲーム目以降は、前回ゲーム終了時点で増減した軍資金額に対して常に10%をゲームに賭けていきます。ある時点で軍資金の10%を計算したときに小数点が出る場合は、「小数点以下切り下げ」が推奨されます。
このように10パーセント法は非常にシンプルなカジノ必勝法ですが、実践で使用する際には、事前に以下2点を決めておきます。
- 利益確定のタイミング
- 損切りのライン
10パーセント法の使い方には、「止め時が定義されていない」ので事前に自分で決めておく必要があります。
10パーセント法をバカラで実践
10パーセント法を使う手順は、最初に軍資金を設定し、資金の10パーセントをベットします。その後勝ち負けによって資金が変動しますが、資金の10パーセントを賭け続けます。
以下は、バカラの例をもとにステップごとの使い方や注意点を解説します。
最初に10パーセント法に使う資金を設定します。オンラインカジノサイトに入金している全額や、用意できる資金をすべて設定するのではありません。全額消えても許せる範囲の金額で設定しましょう。
ここでは分かりやすく、資金を5,000円に設定します。
10パーセント法では、「STEP1」で設定した資金の10%を賭けてゲームに挑みます。
資金を5,000円に設定した場合は、「5,000円×10%=500円」です。バカラでは、バンカー・プレイヤー・タイ、3つのエリアに賭けられます。
しかし10パーセント法を利用する際はプレイヤー勝利の予想」に賭けましょう。バンカーに賭けると、コミッション(手数料)が徴収され、配当が2倍より少なくなります。タイに賭けた場合の配当は9倍になるため、10パーセント法に適していません。
10パーセント法では、ゲームに勝ち配当が得られた場合、配当を含めた資金の10パーセントを次のゲームで賭けます。今回は、500円を賭けて勝ったので、得られる配当は500円×2倍=1,000円となります。
手元に残っている資金4,500円に1,000円を加えると、5,500円になるため、次のゲームでは「5,500円×10%=550円」を賭けます。
もし資金の10%が小数点になった場合は、端数を切り上げましょう。
10パーセント法では、直前のゲームで負けた場合、残っている資金の10%を賭けます。
今回は550円をベットして負けたので、手元の資金は4,950円となります。次のゲームでは「4,950円×10%=495円」をベットします。
10パーセント法の実践シミュレーション
10パーセント法を使って、連勝した場合と連敗した場合、勝ち負けが交互に続いた場合の3パターンを実践でシミュレーションします。
ここでは軍資金$100を使って10ゲームプレイします。本シミュレーションの着目点は10回終了時点での累計損益にどのくらいの違いがあるかです。
10パーセント法で連勝する場合
10パーセント法で連勝したシミュレーション結果は以下のとおりです。
1回 | 2回 | 3回 | 4回 | 5回 | 6回 | 7回 | 8回 | 9回 | 10回 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
賭け金 | $10 | $11 | $13 | $14 | $12 | $13 | $12 | $13 | $14 | $15 |
勝敗 | 〇 | 〇 | 〇 | ✕ | 〇 | ✕ | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
累計損益 | +$10 | +$21 | +$34 | +$20 | +$32 | +$19 | +$31 | +$44 | +$58 | +$73 |
本シミュレーションでは10ゲームで8勝したため、「勝率は80%」でした。そのため最終的な累計損益は「+$73」です。勝ちが続くと、賭け金も増えるため、1回に獲得できる配当も大きくなります。これが複利の力であり、10パーセント法のメリットです。
10パーセント法で勝敗が交互に続く場合
10パーセント法で、勝敗が交互に続いた場合のシミュレーション結果は以下のとおりです。
1回 | 2回 | 3回 | 4回 | 5回 | 6回 | 7回 | 8回 | 9回 | 10回 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
賭け金 | $10 | $11 | $10 | $11 | $10 | $11 | $10 | $11 | $10 | $11 |
勝敗 | 〇 | ✕ | 〇 | ✕ | 〇 | ✕ | 〇 | ✕ | 〇 | ✕ |
累計損益 | +$10 | -$1 | +$9 | -$2 | +$8 | -$3 | +$7 | -$4 | +$6 | -$5 |
累計損益を見ればわかるように、ゲーム回数を重ねれば重ねるほど、1回で発生する損失額が大きくなります。10パーセント法は、交互に勝敗が出るゲーム展開にもっとも弱いといえます。
また、最終的な結果が五分五分の場合は、ほとんどマイナス収支で終わります。
10パーセント法で連敗する場合
10パーセント法で連敗した場合のシミュレーション結果は以下のとおりです。
1回 | 2回 | 3回 | 4回 | 5回 | 6回 | 7回 | 8回 | 9回 | 10回 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
賭け金 | $10 | $9 | $9 | $8 | $7 | $8 | $7 | $6 | $5 | $5 |
勝敗 | ✕ | ✕ | ✕ | ✕ | 〇 | ✕ | ✕ | ✕ | ✕ | 〇 |
累計損益 | -$10 | -$19 | -$28 | -$36 | -$29 | -$37 | -$44 | -$50 | -$55 | -$50 |
序盤から連敗となり、4回目のゲーム終了時点で累計損益は-36ドルになっています。ここまでくると、損失の回収には時間がかかると予想されますが、10回中8回負けても、まだ資金は半分残っています。
資金の減少が緩やかな点は、10パーセント法のメリットといえます。
10パーセント法で勝って資金を増やすコツ
シミュレーション結果を踏まえ、10パーセント法をうまく使うコツとして、事前に利益確定と損切りのラインを決めておく事、最初に連敗したら他の必勝法に切り替える、ゲームの流れを読みやすいゲームに使用する事が挙げられます。
長期戦を前提にして利益確定と損切りのラインを決める
10パーセント法は、連敗すると取り戻すのに時間がかかります。そのため、最初から長期戦になると想定しておきましょう。また実践前に、勝ち逃げと損切り、両方のゴールを設定しておきます。
たとえば以下のようなゴールが考えられます。
- 10ドルの利益が確定したら終了→利益確定ライン
- 軍資金が半分に減ったら、一旦終了→損切りライン
ほかにも「20回限定で勝負する」のようにゲームのプレイ回数を決めておくのもオススメです。
最初に連敗したら他必勝法で損失を回収して再開する
10パーセント法を始めてすぐに連敗した場合は、すぐに別の必勝法に切り替えましょう。ダラダラと10パーセント法を続けても、損失は思うように回収できません。
序盤の連敗を取り戻すなら、マーチンゲール法がオススメです。マーチンゲール法は損失回収に特化しているため、1回の勝ちで連敗中の損失回収と1単位の利益を出すことができます。。
自分がゲームの流れを読みやすいゲームに使う
10パーセント法は勝率と配当の2つの条件を満たしたゲームで利用できます。
ただ、2つの条件を満たしていても、遊び慣れていないゲームはオススメできません。10パーセント法は勝ち負けが交互になると、利益獲得は難しくなるため、ゲームの流れが重要な為です。
10パーセント法は、ゲームの流れや展開を予想しやすく、遊び慣れたゲームで利用しましょう。
10パーセント法のまとめ
10パーセント法は、勝っても負けても、手元の資金の10パーセントを賭けるだけです。
機械的に賭け金が決まるので、オンラインカジノで熱くなりすぎてしまう人や冷静な判断が苦手な人にオススメのカジノ攻略法です。10パーセント法は、ローリスクでハイリターンが期待できますが、一攫千金のような大きな勝ちは見込めません。
また、勝ち負けが続く流れには弱い点、連敗すると取り戻すのに時間がかかる点が10パーセント法のデメリットです。10パーセント法のメリット・デメリットを理解したうえで、ルーレットやバカラなどで試してみてはいかがでしょうか。