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直近更新日:2023年4月28日

オンラインカジノでマネーロンダリングは可能!?仕組みと対策

マネーロンダリング(資金洗浄)は、略してマネロンとも呼ばれており、犯罪で入手した資金を転々と移動させて「綺麗なお金」に変えることを言います。特にカジノや仮想通貨は、マネロンをするための最適な条件が整っており、犯罪組織によって利用されることがあります。ただ、近年はカジノでも様々なマネーロンダリング対策を実施しており、難しくなっているのも事実です。
本記事では、マネーロンダリングの手法やオンラインカジノとマネーロンダリングの相性が良い理由などを解説します。

マネーロンダリング(資金洗浄)とは

マネーロンダリングとは、犯罪によって資産を得ている方が、そのお金の出どころを隠すために行う行為のことを指します。日本では、資金洗浄という意味になります。
マネーロンダリングという言葉を聞くと、近代になって問題視されている事象と感じる方もいると思いますが、実は紀元前から存在していると言われています。
犯罪を捜査する機関に資金の流れをつかませないように、これまでの歴史の中でさまざまな手法がとられてきています。

マネーロンダリングは、さまざまな名義の口座を何度も転々とさせたり、株や債権を大量に購入したりなど、さまざまな金銭の取引を行うことによって、正当な手段で得たお金に見せかけるという仕組みになっています。

マネーロンダリングの目的

マネーロンダリングを行う目的は、その名前の通り悪徳な方法で得たお金を、綺麗なものであるという風に見せることです。犯罪によって得たお金をそのまま流通させてしまうと、お金の流れから行っている犯罪が暴かれてしまう可能性があります。
そのため、マネーロンダリングでお金の出どころを辿ることができないようにするのです。

現在は世界各国の政府が厳しく対処しており、マネーロンダリングは処罰の対象となっています。
ただ、その方法も多様化してきており、対策が追い付いていないということもあるようです。

マネーロンダリングの方法

マネーロンダリングは、3つの段階を踏んで行われています。
そこでここからは、マネーロンダリングの方法について詳しく見ていきましょう。

プレイスメント

マネーロンダリングの最初のステップは、プレイスメントです。
プレイスメントとは、現在手元にある資産を小分けにして、いろいろなところに振り分けるという意味です。犯罪によって集めた多額の資金を1つの場所に入れてしまうと、どこからそのような大金が出てきたのかと怪しまれてしまう可能性があります。このようなリスクを避けるために、まずは少額に分けて複数の銀行に入金したり、カジノで使ったりするようです。

レイヤリング

資金を小分けにしたら、次はレイヤリングを行います。
レイヤリングとは、お金の流れを複雑にして出どころが分からないようにすることです。レイヤリングを行う目的は、犯罪等で得たお金を正当な取引でやりとりしているように見せかけることとなっています。
そのため、マネーロンダリングを成功させるためには、レイヤリングの工程が最も重要と言われており、この工程が複雑であればあるほど効果は高くなります。

中でもレイヤリングによく利用されるのが、カジノです。犯罪で得たお金を大量に持ち込んだとしても、帰る時に「カジノで勝ったお金」ということができるからです。
他にも、不動産や金融商品の売買を繰り返すことによって、レイヤリングを行うこともあるようです。

インテグレーション

マネーロンダリングの最後のステップは、インテグレーションです。
インテグレーションとは、犯罪絡みで得たお金で購入したものを売却するということです。
手に入れた不動産や美術品を売却して新たにお金を得れば、犯罪絡みのお金を手放して綺麗なお金を得ることができます。インテグレーションを行うことによって、マネーロンダリングは完了となります。

オンラインカジノとマネロンの相性が良い理由

マネーロンダリングの方法は多数ありますが、その中でもよく使われているのが「オンラインカジノ」です。
オンラインカジノとマネーロンダリングは相性がよいと考えられているため、使われることが増えているようです。

オンラインカジノがマネーロンダリングと相性がよい理由は、簡単に資金洗浄ができるからです。カジノではゲームをする際に、事前に現金をチップに換えて行います。
つまり、カジノで遊ぶためにチップを購入した時点で、マネーロンダリングは成功しているということになるのです。その後、賭けを繰り返したりチップの交換を頻繁に行うと、余計に取引を複雑化することが可能です。そのため、マネーロンダリングの実態が発覚しづらい環境になっています。
その上、カジノでは頻繁に大金が動いています。どれだけ大金をつぎ込んだとしても、最終的に大金をゲットしたとしても、怪しむ人は少ないです。

このような環境はランドカジノでも整っているので、カジノはマネーロンダリングの温床になっていると言われています。特にオンラインカジノはどこにいても気軽に参入することができるため、誰でもマネーロンダリングをしやすい環境になっていると考えられています。

カジノのマネーロンダリング事例

カジノを使ったマネーロンダリングは、昔から多数実施されてきています。
そこでここからは、カジノで実際に起こったマネーロンダリングの事例から、カジノが利用される理由について詳しく見ていきましょう。

青年実業家のマネーロンダリング事例

アメリカのラスベガスは、カジノで有名な場所です。そこでオンラインカジノを運営していた青年実業家は、カジノによって約5億8400ドルもの資金を手にしました。
そのことによって、マネーロンダリングや違法賭博、詐欺の疑いがかけられて逮捕されることになったようです。

この青年実業家は、掛け金の出どころが分かりづらくなるように、会社を利用して複雑になるようにマネーロンダリングを行っていました。その期間は約2年にも渡ったことから、かなりの金額のマネーロンダリングを行っていると予想できます。

日本人とナイジェリア人の集団マネーロンダリング事例

2017年には、大阪でナイジェリア人と日本人あわせて14人が逮捕されるという事件が発生しています。
このマネーロンダリングの事件で資金を獲得していた方法は、海外の犯罪組織が実施しているビジネスメール詐欺でした。アメリカの企業の取引先になりすましたメールを送り、その被害金が自動車部品の購入代として日本の口座に振り込まれるようにしていたことによって、マネーロンダリングが実行されました。

この時には海外の犯罪で得た金銭が日本で資金洗浄されたことによって、大きな注目を集めました。その上、発覚時点で確認されていた送金金額は約27億円以上と言われており、国内で発生したマネーロンダリング事件の中では最大級のものとなっていたため、大きな問題として取り上げられました。

オンラインカジノのマネーロンダリング対策

カジノは元々マネーロンダリングを行いやすい環境となっており、これまでにも幾多の件数が実施されてきていると言われています。そのため、カジノ運営側もマネーロンダリングを避けるためにさまざまな対策を講じています。特にオンラインカジノは、誰でもインターネットがあれば気軽に参加できる環境なので、徹底した対策を行っているところが多いです。

そこでここからは、オンラインカジノのマネーロンダリング対策について見ていきましょう。

本人確認の実施

オンラインカジノは、インターネットから簡単にアクセスすることができます。インターネットは匿名でも参加できるという特性があるため、オンラインカジノでは本人確認を実施しています。
本人確認でチェックされるのは、その人の氏名・生年月日・住居です。登録した内容はもちろん、入出金を行う口座やカードとも名義があっているかどうかも確認されます。

このようなチェックを行うためにも運転免許証やパスポート、住民票等の提出を行う必要があり、本人確認が完了していなければ出金や取引ができない仕組みとなっています。

決済手段の確認

オンラインカジノで入金をする際に、クレジットカードを使うという方は多いでしょう。マネーロンダリングを行う方の場合、利用している本人とカードの名義人が違うというケースもあります。
そのため、オンラインカジノでは登録している本人と名義人が一致するかどうかを確認するステップが用意されていることが多いです。そのために、クレジットカードの両面画像や電子決済サービスのアカウントの画像の提出が求められます。

不正・禁止の賭け

オンラインカジノによっては、実施してはいけない不正や禁止の賭け方を挙げて、それを規制する利用規約を定めているところもあります。
不正行為として挙げられるのは、主にボーナスの使い方です。オンラインカジノではよりお得に取引ができるようにボーナスが定められていることもありますが、そのボーナスを出金するための条件があります。
ただ、出金条件を満たすために不正を行うことは禁止しているオンラインカジノは多いです。また、ボーナスを二重で利用するボーナススタッキングや掛け金と勝利金が0になるような「2ティアベット」は禁止になっている取引です。

オンラインカジノのマネーロンダリングまとめ

いかがでしたか?オンラインカジノは、マネーロンダリングと相性がいいことから、犯罪で使われた資金の洗浄の場所として選ばれることもあります。
実際に過去にはカジノを使ったマネーロンダリングの事件も多数発生しているようです。

しかし、近年はオンラインカジノ側もさまざまな対策を行っており、マネーロンダリングが行われないような環境を整えてきています。オンラインカジノを利用する際に必須とされる本人確認・決済手段の確認・不正や禁止事項は、マネーロンダリングのトラブルを防ぐために用意されているので、必ず実施しておくようにしましょう。