ルーレット必勝法「マンシュリアン法」完全ガイド|使い方や勝率を解説
マンシュリアン法とは、コーナーベットを5回繰り返して勝率と配当を高めるルーレット専用の必勝法です。特に、5回のコーナーベットで1回でも勝てば利益が出ることから非常に優秀な必勝法として世界中のプレイヤーによって愛用されています。
本記事では、マンシュリアン法の基本スペックや使い方から効果を検証した実践シミュレーションを紹介します。
- マンシュリアン法の基本スペックと具体的な使い方
- 100ゲーム実践シミュレーションをもとに勝率や期待値を検証
- マンシュリアン法を応用して稼ぐためのポイント
目次[閉じる]
ルーレット専用の必勝法「マンシュリアン法」とは
マンシュリアン法は最大5ゲームを使って負けるたびにコーナーベットの数を増やしていき、回を追うごとに勝率が上がる「ルーレット専用の必勝法」です。
マンシュリアン法は他のルーレット必勝法ほど知名度はありませんが、1セット5ゲーム内に1勝すれば利益が確定することから短期戦で効率よく稼げる必勝法の1つです。マンシュリアン法を使用するには少し慣れも必要ですが、高い確率で利益を出せるので全てのルーレットユーザーにおすすめです。
マンシュリアン法の基本スペック
マンシュリアン法は1セット5ゲームの内、1勝すれば利益を出すことができますが、勝利のタイミングで利益の金額は異なります。
各回で勝った場合のそれぞれの賭け金や配当、勝率を以下の表にまとめます。
1回目で勝利 | 2回目で勝利 | 3回目で勝利 | 4回目で勝利 | 5回目で勝利 | |
---|---|---|---|---|---|
勝率 | 10.81% | 21.62% | 32.43% | 43.24% | 54.05% |
賭け金 | 1 | 2 | 6 | 16 | 40 |
配当金 | 9 | 9 | 18 | 36 | 72 |
当回利益 | 8 | 7 | 12 | 20 | 32 |
累計収支 | 8 | 6 | 9 | 11 | 7 |
※上記ヨーロピアンルーレット想定のスペック
マンシュリアン法の勝率は1ゲーム目の約10.81%から段階的に上がり、5ゲーム目では勝率約54%に到達します。ただ、5ゲームの内、どこかで1勝すれば利益が確定して1セット完了となるので、マンシュリアン法の成功確率は約87.68%となります。
また、マンシュリアン法は最初3連敗して4ゲーム目で勝った場合の利益が最も大きくなります。
マンシュリアン法の具体的な使い方
マンシュリアン法は最初コーナーベット1ヶ所に1単位賭けて負けるたびにコーナーベットの数と賭け金を上げていきます。そのため、マンシュリアン法は「コーナーベットの増やし方」と「賭け金の上げ方」の2つがポイントとなります。
マンシュリアン法は1単位の金額を決めた後、負けるたびに以下5つの手順で進めます。
- 任意のコーナーベット1ヶ所に1単位を賭ける
- 任意のコーナーベット2カ所に各1単位の計2単位を賭ける
- 任意のコーナーベット3カ所に各2単位の計6単位を賭ける
- 任意のコーナーベット4カ所に各4単位の計16単位を賭ける
- 任意のコーナーベット5カ所に各8単位の計20単位を賭ける
上記をまとめると、最初コーナーベット1ヶ所に1単位を賭けた後、負けるたびにコーナーベットを1ヶ所ずつ増やしていき、各コーナーベットの賭け金は各1単位から2倍ずつ上げていきます。マンシュリアン法は①~⑤の間に1勝すれば、利益が確定して1セット完了となります。逆に5連敗すると損失が確定してしまうので、手順①から再スタートします。
以下では各手順をもう少し詳しくみていきます。
【手順1】コーナーベット1ヶ所に1単位を賭ける
賭け金額(合計) | 配当金(勝ち) | 累計損失(負け) | 勝率 |
---|---|---|---|
1単位 | 9単位 | -1単位 | 10.81% |
マンシュリアン法の初回ゲームでは、どこでも良いのでコーナーベット1ヶ所を決めて1単位の金額を賭けます。上図の例では「2・3・5・6」のコーナーベットを使っています。
ここで勝てば早速1セット完了して8単位の利益を獲得できます。もし負ければ、賭け金の1単位を失って2ゲーム目へ進みます。
【手順2】コーナーベット2ヶ所に1単位ずつ賭ける
賭け金額(合計) | 配当金(勝ち) | 累計損失(負け) | 勝率 |
---|---|---|---|
2単位 | 9単位 | -3単位 | 21.62% |
マンシュリアン法の2ゲーム目は、前回のコーナーベットに1ヶ所足して合計2カ所のコーナーベットに各1単位を賭けます。上図の例では「2・3・5・6」「7・8・10・11」のコーナーベットを使っています。
ここで勝てば本ゲームでは7単位の利益が出ますが、前回ゲームも負けているので累計6単位の利益となります。
もし負ければ、本ゲームの賭け金2単位と前回迄の損失1単位で累計3単位の損失が出て3ゲーム目へ進みます。
【手順3】コーナーベット3ヶ所に2単位ずつ賭ける
賭け金額(合計) | 配当金(勝ち) | 累計損失(負け) | 勝率 |
---|---|---|---|
6単位 | 18単位 | -9単位 | 32.43% |
マンシュリアン法の3ゲーム目は、前回のコーナーベットに1ヶ所足して合計3カ所のコーナーベットに各2単位を賭けます。
上図の例では「2・3・5・6」「7・8・10・11」「14・15・17・18」のコーナーベットを使っています。
ここで勝てば本ゲームでは12単位の利益が出ますが、前回迄の合計損失3単位があるので累計9単位の利益となります。もし負けた場合は、本ゲームの賭け金6単位と前回迄の損失3単位で累計9単位の損失が出て4ゲーム目へ進みます。
【手順4】コーナーベット4ヶ所に4単位ずつ賭ける
賭け金額(合計) | 配当金(勝ち) | 累計損失(負け) | 勝率 |
---|---|---|---|
16単位 | 36単位 | -25単位 | 43.24% |
マンシュリアン法の4ゲーム目は、前回のコーナーベットに1ヶ所足して合計4カ所のコーナーベットに各4単位を賭けます。上図の例では「2・3・5・6」「7・8・10・11」「14・15・17・18」「19・20・22・23」のコーナーベットを使っています。
ここで勝てば本ゲームでは20単位の利益が出ますが、前回迄の合計損失9単位があるので累計11単位の利益となります。もし負けた場合は、本ゲームの賭け金16単位と前回迄の損失9単位で累計25単位の損失が出て5ゲーム目へ進みます。
【手順5】コーナーベット5ヶ所に8単位ずつ賭ける
賭け金額(合計) | 配当金(勝ち) | 累計損失(負け) | 勝率 |
---|---|---|---|
40単位 | 72単位 | -65単位 | 54.05% |
マンシュリアン法の5ゲーム目は、前回のコーナーベットに1ヶ所足して合計5カ所のコーナーベットに各8単位を賭けます。上図の例では「2・3・5・6」「7・8・10・11」「14・15・17・18」「19・20・22・23」「26・27・29・30」のコーナーベットを使っています。
ここで勝てば本ゲームでは32単位の利益が出ますが、前回迄の合計損失25単位があるので累計7単位の利益となります。もし負けた場合は、本ゲームの賭け金40単位と前回迄の損失25単位で累計65単位の損失が出て損失が確定します。マンシュリアン法は5連敗すると6ゲーム目に同様のルールで賭けて勝っても損失が残り、効果を発揮することはできません。
マンシュリアン法で5連敗した場合には継続せずに、潔く損切りをして手順1から再開するか、他の必勝法で損失を取り戻しましょう。
マンシュリアン法の効果を実践シミュレーションで検証
マンシュリアン法は1セット5ゲームのうち、1勝すれば良いので成功確率は高くなりますが、実践で利用した際でも理論上の勝率や期待値は実現するのでしょうか。オンラインカジノのヨーロピアンルーレットでマンシュリアン法を使用して20セットのシミュレーションを実施します。
マンシュリアン法の実践シミュレーションは以下の条件とします。
ルーレットの種類 | ヨーロピアンルーレット |
---|---|
開始残高 | €5,000 |
1単位の賭け金 | €1 |
1セット終了の条件 | 5ゲーム以内に1勝、又は5連敗のどちらか |
シミュレーション回数 | 20セット |
制限時間やゲーム数などは決めずに、マンシュリアン法で20セット完了するまで続けます。
また、セットが終了するたびに最初の手順に戻り、20セット繰り返します。
マンシュリアン法のシミュレーション結果
ルーレットでマンシュリアン法を20セット実施したシミュレーション結果は以下のとおりです。
20セットに要したゲーム数 | 65回 |
---|---|
勝敗(勝率) | 16勝49敗(約24.61%) |
アカウント残高(収支) | €5,008(+€8) |
5連敗したセット数 | 2セット(18セットは5ゲーム以内に1勝) |
瞬間最大損失額 | -€88 |
瞬間最大利益額 | +€36 |
またマンシュリアン法の成功した18セットの内、最も勝利が多く出たタイミングは、コーナーベット4カ所に各4単位ずつ賭ける4ゲーム目でした。
マンシュリアン法の勝率や期待値を考察
マンシュリアン法の20セットシミュレーションでは1単位を€1に設定して実施しましたが、最終利益は「+€8」と大きく勝つことはできませんでした。
マンシュリアン法で5ゲーム内に1勝する確率は、5連敗する確率の余事象となるので約87%となります。つまりマンシュリアン法を20セット使用すると約2.6セットは5連敗することになります。本シミュレーションでは20セットの内、5連敗したセット数は2回なので、ほぼ確率とおりに収束したことが分かります。
それにも関わらず、利益が€8しか出なかった理由は、マンシュリアン法の期待値が大きな原因の1つです。
マンシュリアン法は勝率に対して利益額が低く、5連敗したときの損失額は65単位に上るので期待値は大きく、マイナスになります。
以下は1単位1€としたときのステップ別期待値です。
- 1ゲーム目:-€0.88
- 2ゲーム目:-€0.05
- 3ゲーム目:-€0.16
- 4ゲーム目:-€0.43
- 5ゲーム目:-€1.08
マンシュリアン法の期待値は全ゲームでマイナスになることが分かります。
このようなことからマンシュリアン法は理論勝率とおりに結果を出してもマイナス収支となるので、一時的に勝っている瞬間で利益を確定して勝ち逃げを徹底することが重要です。
マンシュリアン法のメリットとデメリット
マンシュリアン法は上手に活用すれば効率的に稼げるルーレットの必勝法ですが、使い方を誤ると大きな損失を出てしまう可能性があるので注意してください。
以下にマンシュリアン法の強みとなるメリット2つと注意するべき3つのデメリットを紹介しますので、使用の際には参考にしてみてください。
マンシュリアン法の代表的な2つのメリット
マンシュリアン法を使用する最大のメリットは以下2点です。
- 5ゲーム以内に1勝すると利益が確定する
- 短時間で大きく勝てる可能性がある
マンシュリアン法は1セット5ゲーム以内に1勝すれば利益が出て、1セットの成功確率は87%以上になります。
また、1セット当たり、勝利のタイミングによって6単位から11単位の利益を獲得できることから効率的に資金を増やすことができます。
マンシュリアン法の代表的な3つのデメリット
マンシュリアン法を使用する際には以下3つのデメリットに注意しましょう。
- 1セット最大65単位の損失が出る
- 5連敗すると損失が確定する
- 使い方が複雑で慣れるまで練習が必要
マンシュリアン法は5ゲームの累計ベット額は65単位になるので、5連敗してセット失敗で終わると65単位の損失が発生します。
また5連敗すると同様のルール賭けても6ゲーム以降は利益どころか損失分も回収できないので、5連敗したら損切りしなくてはなりません。
マンシュリアン法を応用して稼ぐためのポイント
マンシュリアン法は各ゲームのルーレットの勝率を高める必勝法ではなく、手元の資金を増やす手法です。そのため毎ゲームで勝つことだけに集中するのではなく、損失を最小限に抑えることも考えておかなくてはなりません。
マンシュリアン法を上手く活用して稼ぐためには以下3つのポイントを押さえておきます。
- 5連敗したら損切を徹底する
- 重複を避けてコーナーベットの位置を選ぶ
- コーナーベットの位置をコロコロ変えない
5連敗したら損切りを徹底する
マンシュリアン法は5ゲーム以内なら1勝で利益を出すことができますが、5連敗後の6ゲーム目で勝っても利益どころか累計損失「-17単位」が残ります。
以下は5連敗後の6ゲーム目で勝ったときの賭け金と累計損益をまとめた表です。
ゲーム数 | 賭け金 | 勝敗 | 当ゲーム損益 | 累計損益 |
---|---|---|---|---|
1ゲーム目 | 1 | × | -1 | -1 |
2ゲーム目 | 2 | × | -2 | -3 |
3ゲーム目 | 6 | × | -6 | -9 |
4ゲーム目 | 16 | × | -16 | -25 |
5ゲーム目 | 40 | × | -40 | -65 |
6ゲーム目 | 96 | 〇 | +48 | -17 |
マンシュリアン法のルールに沿って、5連敗後の6ゲーム目に賭ける場合、コーナーベット6カ所に各16単位を賭けることになり、合計で96単位の賭け金が必要となります。
ただ、6ゲーム目では勝っても負けても損失が出るので、マンシュリアン法の使用はリスクしかありません。マンシュリアン法で5連敗したら潔く損切りして仕切り直しましょう。
重複を避けてコーナーベットの位置を選ぶ
マンシュリアン法の基本原理は、負けるたびにコーナーベットを増やして勝率を高めることなので、コーナーベットの位置が重複すると本来の威力を発揮できません。
特に最初はコーナーベット1ヶ所ですが、徐々に増えて5ゲーム目では5カ所のコーナーベットを使用するのでチップを置く際には重複エリアが無いか確認しましょう。
コーナーベットの位置をコロコロ変えない
マンシュリアン法の各ゲームでランダムにコーナーベットの位置を変えることは止めましょう。
例えば1ゲーム目で「2・3・5・6」のコーナーベットを使用して負けたら、2ゲーム目は「2・3・5・6」のコーナーベットと、もう一カ所を選びます。ヨーロピアンルーレットの場合には、同じコーナーベットが2連続で当たる確率は約1.16%程度ほどしかありません。
つまり、1ゲームで負けた場合に2ゲームも1ゲーム目と同様のコーナーベットを使うことで勝率を高めることができます。2ゲーム目以降も同じ考え方で連敗中は、前回ゲームまで使ってきたコーナーベットは全て使いながら新しいコーナーベットを追加していくことで1セット全体の勝率を高めることができます。
マンシュリアン法の総合的な評価
本記事では、マンシュリアン法の使い方や実践シミュレーションの考察を解説してきました。
マンシュリアン法は5ゲーム以内に1回でも勝てば利益を獲得できる優秀なルーレット必勝法です。初回ゲームの勝率は10.81%ですが、負けるたびにコーナーベットを1ヶ所ずつ増やすので徐々に勝率は上がっていきます。マンシュリアン法は最初コーナーベット1ヶ所に1単位を賭けて負けるたびに、コーナーベットを1ヶ所増やして賭け金を2倍に上げていきます。そうすることで5ゲーム以内に1勝すれば損失の回収と利益獲得を同時に実現できる仕組みになっています。
ただ、マンシュリアン法は負けたときの損失が大きく、期待値はマイナスになるので一時的に利益が大きく出ているタイミングで利益を確定して勝ち逃げすることが稼ぐためのポイントとなります。
マンシュリアン法の使い方は、少し複雑ですが慣れてくれば初心者でも使えるので、興味のある方は試してみてください。