バカラの3枚目を引く条件と覚え方をルールに沿って易しく解説
バカラ(Baccarat)のゲームをプレイしているけど、「実は3枚目のカードを引く条件が曖昧!」という方は多いのではないでしょうか。特に、バンカーの3枚目を引く条件は最初に配られた2枚のカードやプレイヤーのカードも影響してくるので、複雑で覚えるのに苦労します。ただ、ポイントを押さえればバンカーの3枚目の条件は簡単に覚えられます。
本記事では、バカラでプレイヤーとバンカーが3枚目を引く条件や、条件の覚え方を解説します。
- バカラで3枚目が配られる条件をまとめた全体図
- プレイヤーとバンカーにそれぞれ3枚目が配られる条件と覚え方
- バカラの開始から終了までにカードが引かれていく段階的な流れ
目次[閉じる]
バカラで3枚目のカードが配られる条件の全体像
バカラとは、仮想上の「プレイヤー」と「バンカー」に2枚~3枚のトランプが配られて、どちらのカード合計(下一桁)が9に近づくかを予想するカジノゲームです。
ただ、両者に対して3枚目が配られる条件は異なり、バンカーの3枚目は特に複雑な条件となっていますので、暗記より全体的なイメージを持って覚える必要があります。
まずは上図で、バカラの勝敗や3枚目を引く条件の全体像を把握しましょう。そして各状況を個別に理解することで、バカラで3枚目を引く条件は簡単に覚えることができます。
参考:カジノのバカラ完全ガイド|基本ルールから勝ち方を初心者向けに解説
バカラで3枚目が配られる条件
バカラのプレイヤーとバンカーでは、3枚目のカードが配られる条件は違うので、個別に詳しく解説します。
プレイヤーに3枚目が配られる条件
バカラのプレイヤーに3枚目が配られる条件は、最初に配られた2枚のカード合計(下一桁)が「5以下」のときです。バカラでは、1〜10のカードは数字をそのまま数えますが、絵柄のあるカードはすべて「0」としてカウントします。つまり「A(エース)=1」で「J=Q=K=0」となります。
例えば上図のように最初プレイヤーに10と5が配られた場合には、合計5となり、3枚目のカードを引きます。バカラのプレイヤーは最初に2枚の合計数字によって3枚目の有無が決まるので、簡単に覚えることができます。
プレイヤーに3枚目が配られる具体例
上図を例にすると、最初プレイヤーに3と2が配られており、合計数字は5となります。プレイヤーは最初2枚のカード合計が「5以下」なので、3枚目のカードの「J」が配られています。
バンカーに3枚目が配られる条件
バカラでバンカーに3枚目が配られる条件は、「自分(バンカー)のカード合計とプレイヤーのカード合計」で決まります。
バンカーに最初配られる2枚のカード合計が「2以下」の時は無条件で3枚目を引きますが、最初の2枚のカード合計が「3~6」の時はプレイヤーのカード合計によって3枚目の有無が決まります。
そこで分かりやすいよう、バンカーに3枚目のカードが配られる条件を上表にまとめています。表内の「H(ヒット)」はバンカーに3枚目のカードが配られるカード合計の組み合わせで「S(スタンド)」は3枚目が配れない状況です。
例えば、バンカーに配られた2枚のカード合計が「6」の場合、プレイヤーの3枚のカード合計が「6・7」のときには、バンカーも3枚目を引きます。
但し、バカラでは全てディーラーが進行するため参加者は3枚目の条件を覚えてなくても支障はありません。
バンカーに3枚目が配れる条件の覚え方
バンカーに3枚目が配れる条件は、まず確実な状況から覚えていきましょう。
以下の3パターンは必ずバンカーに3枚目が配れる条件です。
- バンカーが2以下の場合
- バンカーが3+プレイヤーの3枚目が8以外
- バンカーが6+プレイヤーの3枚目が6・7以外
上記以外のケースは、プレイヤーの3枚目によって、バンカーが3枚目を引くかどうかが決まるので、実践のなかで覚えていきましょう。
バンカーに3枚目が配られる具体例
上図の例では、バンカーに最初配れた2枚のカード合計(下一桁)は「1」なので無条件に3枚目が配れます。3枚目では5を引いているのでバンカーの合計は「6」、プレイヤーの合計は「5」なので、バンカー勝利です。
バカラで3枚目のカードが配られない条件
バカラで3枚目のカードが配られない条件は以下2つのパターンです。
- プレイヤーとバンカーの両方が「6以上」
- プレイヤーとバンカーの片方が「8・9」
①のケースでは最初の2枚で勝負することになり、②のケースでは「8・9」を引いた方が勝利となります。もちろん両方とも8や9で同点ならタイ(引分け)となります。
プレイヤーとバンカーが両方とも6以上
プレイヤーとバンカーの両方が「6又は7」の場合は、両方ともに3枚目のカードは配られず、2枚のカードで勝負します。その際の勝敗のパターンは以下3通りです。
- バンカー勝利:バンカーのカード合計7>プレイヤーのカード合計6
- プレイヤー勝利:プレイヤーのカード合計7>バンカーのカード合計6
- 両者引き分け:プレイヤーとバンカーのカード合計6又7で同点
例えば上図では、プレイヤー合計7とバンカー合計6となっており、3枚目が配られる前に勝敗が付いています。
プレイヤー又はバンカーの片方が8又は9
バカラでは、最初に配られた2枚のカードの合計値が8または9だった場合を「ナチュラル」と呼びます。プレイヤーとバンカーの片方がナチュラルだった場合、3枚目のカードは配られないので2枚のカードで勝負が決まります。
例えば上図では、プレイヤーが合計4とバンカーの合計9なので、3枚目が配られず、勝敗が決まっています。最初2枚のカードでナチュラルになると、最高位の役が揃ったとして即座に勝敗が付きます。
バカラでカードが引かれる全体的な流れ
バカラは参加者がチップを賭けた後は、以下のゲームフローに沿ってディーラーが進行します。
- 参加者はプレイヤーの勝ち・バンカーの勝ち・引き分けを予想してチップを賭ける
- ディーラーは、プレイヤーとバンカーにそれぞれ2枚のカードを配る
- プレイヤーとバンカーの少なくとも一方のカード合計値が「8又は9」の場合と、両方が「6又は7」の場合には、2枚のカードで勝負が決まる
- プレイヤーのカード合計値が5以下の場合はプレイヤーに3枚目が配られる。また6以上の場合はバンカーのカード合計によって異なる
- バンカーのカード合計が7以上の場合はバンカーに3枚目は配られない。6以下の場合は、プレイヤーの3枚のカード合計によって、バンカーの3枚目の有無が決まる
- プレイヤーとバンカーのカード合計を比較して「9」に近い方が勝利
参加者も上記の流れを分かっておくことで、更にバカラを楽しめます。
バカラで3枚目を引くルールと条件のまとめ
本記事では、バカラで3枚目を引く条件について詳しく解説しました。
バカラは参加者が勝敗を予想してチップを賭けた後は、全てディーラーが進行するので、3枚目を引く条件は覚えていなくても楽しめます。
ただ、バカラ上級者の多くが活用する罫線を読む場合には、カードがどのようなルールで配られるかを知っておかなければ、有効活用することができません。バカラ初心者のうちは、3枚目の条件まで覚えなくても良いですが、慣れてきたらどのような流れでバカラが進むかを把握するようにしましょう。