モンテカルロ法とは|基本的な使い方と実践の勝ち方を分かりやすく解説
モンテカルロ法は、多岐に渡る数学の分野に応用されるデータ解析の手法で、カジノの必勝法としても使われます。モンテカルロ法の信頼性は高く、アメリカモンテカルロ地区のカジノを破産に追い込んだという逸話も残るほど、効果絶大なカジノ必勝法として有名です。
本記事では、モンテカルロ法の使い方から実践で勝つための方法を初心者向けに分かりやすく解説します。
- モンテカルロ法のメリットとデメリット
- モンテカルロ法の基本的な使い方と正しい損切りの方法
- モンテカルロ法のシミュレーションと実践で勝つための方法
目次[閉じる]
モンテカルロ法とは
モンテカルロ法は、勝敗に応じて数列を処理して賭け金を決める非常に洗練された「カジノ必勝法」です。
具体的には数列を並べて勝利したときには数列を消して、負ければ数列を追加する手順で進められて全ての数列が消えれば1セット完了となります。他にもモンテカルロ法と類似するカジノ必勝法は複数ありますが、他の必勝法とは一線を画します。
モンテカルロ法は連敗しても賭け金が高騰しにくく、賭け金を抑えて損失の回収と大きい利益を狙える性質を持っており、理想のカジノ必勝法と言えます。カジノ初心者の方は複雑に思うかもしれませんが、足し算と引き算の知識があれば十分なので、一度は習得しておきましょう。
モンテカルロ法の使用条件
モンテカルロ法は「2倍配当のゲーム」と「3倍配当のゲーム」に使うことができます。特に利益率が高く、勝率の低い3倍配当のゲームにも使える点がモンテカルロ法の大きな特徴です。
- ルーレットの赤黒やカラムベット
- ブラックジャック
- バカラ(プレイヤー側)
ただ、モンテカルロ法は2倍配当のゲームと3倍配当のゲームでは使い方が微妙に異なるので、後ほど「モンテカルロ法の使い方」で詳しく説明しています。
モンテカルロ法のメリットとデメリット
モンテカルロ法は、期待できる効果の面でメリットが大きく、実用性には欠点があります。ただ、事前に欠点(デメリット)を知っておくことで対策も可能です。
モンテカルロ法の知っておくべき3つのメリット
モンテカルロ法の使用には、一般的に以下3つのメリットが挙げられます。
- 理論勝率50%のゲームにおいて実践勝率50%未満でも利益が出る
- 連敗による賭け金の増え方が緩やか
- モンテカルロ法が1セット完了すると利益は大きい
例えば、ヨーロピアンルーレットの「赤黒(Red/Black)」に賭けると理論勝率は約48.6%となるので、適当に遊ぶと収支は「±0」又は若干マイナスとなります。ただ、モンテカルロ法は実践勝率が40%以下でも収支がプラスになることがあります。
また、モンテカルロ法は連敗にも強く、仮に1単位=100円としたとき、10連敗しても1,300円の損失しか発生しません。もし、マーチンゲール法を使って同じ賭け金で10連敗すると損失は51,200円にも上ります。そしてモンテカルロ法は1セットが完了したときに比較的大きい利益が期待できます。
正確な利益額は勝ち負けの順番にもよりますが、他必勝法と比較すると効率的に利益を稼ぐことができます。
モンテカルロ法の注意するべき2つのデメリット
モンテカルロ法は、誰もが使いたくなるような理想の必勝法ですが、実践で使用するとなると、以下2点に注意が必要です。
- 多くのプレイヤーは常にメモが必要
- 負けが多いと長期戦になる
モンテカルロ法は、仕組みが複雑で慣れるまで練習が必要となります。また毎回勝敗に応じて数列を記録しなければならないので、相当な記憶力がない限り、ペンとメモ用紙を持ってプレイすることになります。
従って、ランドカジノで使用する場合には、オンラインカジノで可能な限りトレーニングを積んで、頭で数列のイメージを作れる状態にしておかなければなりません。
また、モンテカルロ法は負けるたびに数列の数が増えていき、最終的には勝って数列を全て消さなければならないので、負けが多いと長期戦になります。また、長い時間をかけてモンテカルロ法のセットを完了させても、それまでに発生した損失を全額回収できない場合もあるので、損切りも視野に入れて使用してください。
モンテカルロ法の使い方
モンテカルロ法は、「数列の両端を足した単位数(数字)×1単位の金額」を常に賭けます。そしてゲームに勝てば両端の数字を削除、負けたら数列の右端に負けた単位数を追加します。
最終的に数列が無くなるか、1桁になればモンテカルロ法のセット完了です。モンテカルロ法の基本をまとめると以下の手順になります。
- 1単位の金額を決定
- メモ用紙に[1・2・3]又は[1・2・3・4・5]と記載
- 両端の数字合計(4)又は(6)×1単位金額をゲームに賭ける
- 勝てば両端の数字を削除して負ければ数列の右端に賭けた単位数を追加
- メモ用紙の数列が全て無くなるか1桁になった時点でモンテカルロ法は終了して①に戻る
モンテカルロ法は「開始数列(②)」と「両端の数字の消し方(④)」が2倍配当のゲームと3倍配当のゲームで異なります。
参考:モンテカルロ法の計算アプリとは?オンラインカジノの活用方法を解説
2倍配当のモンテカルロ法手順
モンテカルロ法を2倍配当のゲームに使う際は以下の手順で進めます。
【手順1】1単位金額を決定
まずモンテカルロ法を進めるに当たり、1単位の金額を設定します。
モンテカルロ法では両端の数字を足した単位数(数字)に1単位の金額を乗じた金額が賭け金となるので、1単位金額を大きくすると賭け金も上がります。
1単位は「$1」「100円」「$10」などが分かりやすい金額がおすすめです。
【手順2】メモ用紙に数列を記載
次にメモ用紙を用意して開始数列となる[1,2,3]を書き出します。そしてゲームの賭け金は、数列の両端の数字を足した単位数(4)に1単位金額を賭けて計算します。
もし1単位金額の設定が「$1」の場合、賭け金は「$4」となります。
【手順3】勝った場合の数列処理
モンテカルロ法では、ゲームで勝つたびに数列の両端を削除します。
もし、初回ゲームで勝てば[1,3]を削除して数列には[2]が残ります。勝ち負けを繰り返し、数列が増えても勝った際には同様に両端の数字を削除します。
【手順4】負けた場合の数列処理
モンテカルロ法では、ゲームで負けるたびに賭けた金額の単位数を数列の右端に追加していきます。
もし初回ゲームで負けた場合には[1,2,3]に[4]を追加するので[1,2,3,4]となります。そして、次ゲームでは「5×1単位金額」を賭けることになります。
【手順5】モンテカルロ法終了
モンテカルロ法は負けるたびに数列が増えて、勝つたびに数列が減ります。
そして最終的に数列が無くなるか、数字1個になれば、モンテカルロ法成功で1セット完了です。もしモンテカルロ法の2セット目を始める場合には【手順1】から再スタートします。
3倍配当のモンテカルロ法手順
モンテカルロ法を3倍配当のゲームに使用する際は開始数列と勝ったときの数列処理が異なります。
従って以下では2倍モンテカルロ法と異なる【手順2】と【手順3】について、3倍配当の使い方を解説します。
【手順2】メモ用紙に数列を記載
3倍配当のモンテカルロ法は開始数列が[1,2,3,4,5]となりますので、メモ用紙に書き出します。そしてゲームの賭け金は数列の両端の数字を足した単位数(6)に1単位金額を賭けて計算します。
もし1単位金額の設定が「$1」の場合、賭け金は「$6」となります。
【手順3】勝った場合の数列処理
モンテカルロ法では、ゲームで勝つたびに数列の両端の数字を2個ずつ削除します。もし、初回ゲームで勝てば[1,2,4,5]を削除して数列には[3]が残ります。
勝ち負けを繰り返し、数列が増えても勝った際には両端の数字を各2つずつ削除します。
モンテカルロ法の2倍と3倍配当のシミュレーション比較
モンテカルロ法は、2倍配当より3倍配当のゲームの方が効果は高く、相性は良いと言えます。また、当然3倍配当の方が大きな利益を狙えますが、負けているときの損失リスクは2倍配当と大きく変わりません。
そこで以下では、モンテカルロ法を2倍配当と3倍配当のゲームで使用したとき、累計損益の違いを2つのパターンでシミュレーションします。
連敗後の連勝シミュレーション比較
1単位金額を1ドルに設定して最初5連敗した後、6ゲーム以降から連勝したときの「累計損益」を表にまとめます。途中の詳細な数列の処理や各回の配当金額などは省略しています。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
勝敗 | × | × | × | × | × | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
累計損益(2倍) | -$4 | -$9 | -$15 | -$22 | -$30 | -$21 | -$12 | -$3 | +$6 |
累計損益(3倍) | -$6 | -$13 | -$21 | -$30 | -$40 | -$18 | +$4 | +$26 | – |
上記表より、モンテカルロ法を使えば最初5連敗しても後で連勝できれば、利益は大きいことが分かります。2倍配当では最初5連敗しても4連勝で数列は全て消えて「+6ドル」の利益が出ます。
一方、3倍配当では最初5連敗しても以降2連勝するだけで過去の収支はマイナスからプラスに転じます。更に3連勝した時点で「+26ドル」の利益が出てモンテカルロ法は終了します。
本シミュレーションからモンテカルロ法は連勝により利益が大きく増えることが分かります。
2連敗1勝が交互に続くシミュレーション比較
次に1単位1ドルは同様に、2連敗と1勝が交互に続く際の「累計損益」を表にまとめます。ただし、途中の詳細な数列処理は省略します。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
勝敗 | × | × | 〇 | × | × | 〇 | × | × | 〇 | × |
累計損益(2倍) | -$4 | -$9 | -$3 | -$9 | -$17 | -$7 | -$16 | -$28 | +$13 | +$26 |
累計損益(3倍) | -$6 | -$13 | +$3 | -$5 | -$16 | +$12 | – | – | – | – |
上記表より、2連敗と1勝が交互に続く場合でも3倍配当のモンテカルロ法は、6ゲーム目で「+$12」の利益を獲得して数列は1つ残り終了です。一方、2倍配当のモンテカルロ法は10ゲーム時点でも累計損益は「-$26」となっています。
2倍モンテカルロ法は負け数が多く、連勝するタイミングもなければ、勝つことは難しくなることが分かります。
モンテカルロ法の正しい損切り方法
モンテカルロ法で賢く稼ぐためには「損切り」が非常に大切な戦略となります。
モンテカルロ法は連敗しても急激に賭け金が増えることはなく、じわじわとゆっくり資金が減っていくので頭では取り返せないと分かっている損失でも心理的に損切りするのが難しくなります。
特にこのような状態を「サンクコスト効果」と呼びます。
モンテカルロ法を使用する際には損失が拡大したとき、サンクコスト効果に陥らないよう事前に損切りのルールを決めておきましょう。
特に、モンテカルロ法は以下3種類の何れかで損切りすることが推奨されます。
例えば「軍資金の20%を切ったとき」や「累計損失が$300に到達したとき」のように金額ベースで損切りラインを決める方法
例えば「10ゲーム毎に勝率50%未満かつ連勝が一度もないときは損切り」のように勝敗パターンで損切りタイミングを決める方法
例えば「モンテカルロ法を使って50ゲームに到達したとき」のように連続ゲーム数で損切りのタイミングを決める方法
モンテカルロ法は上記3種類のどれかに基づき、明確に定義して機械的に損切りするのが正しい方法です。
モンテカルロ法を使って勝つためのコツ
モンテカルロ法を上手く運用して定期的にプラスの収益を出すためには、以下2点を徹底しましょう。
- 事前に損切りと利益確定の基準を決める
- ゲームを観察して参加するタイミングを見極める
モンテカルロ法を使って勝つためのコツは上記2点が全てです。誰でもが当たり前と思う基本中の基本ですが、実はモンテカルロ法で勝つためにはとても大切なコツです。
事前に損切りと利益確定の基準を決める
モンテカルロ法は始める前に損失が増えたときの「損切ライン」と勝ち越す際の「利益の確定金額」を決めておくことで効率的に運用できます。損切りの重要性は前項でも説明していますが、利益確定のタイミングも重要です。
モンテカルロ法は比較的、大きい利益を稼ぎやすい必勝法です。ゲームの波になれば、短時間で大きく利益を獲得できます。
ただ、カジノにはギャンブルの波があり、順調に勝っていても必ず風向きが変わるタイミングがあります。そのようなとき、利益確定のタイミングを決めておくことで勝ち逃げできる可能性は非常に高くなります。
ゲームを観察して参加するタイミングを見極める
モンテカルロ法は、ゲーム勝率が50%未満でも利益を出せる必勝法ですが、もちろん勝つ回数が多いに越したことはありません。モンテカルロ法は、ルーレットやブラックジャック、バカラなどに良く使われますが、どのゲームも特性があり、「結果には傾向」が出てきます。
理論上は1%未満の事象でもカジノでは傾向が出てくると、稀の確率の事象が連続で起こることも珍しくありません。そこでモンテカルロ法を使用する際には、ゲームの特性を見抜いて過去のデータを分析して勝てそうなゲームにだけ参加するようにしましょう。
モンテカルロ法のまとめ
本記事では、カジノ必勝法で有名なモンテカルロ法について詳しく解説してきました。
モンテカルロ法は2倍配当と3倍配当のゲームに使えますが、3倍配当の方が相性は良いとされています。また、連敗しても急激に賭け金が増えることもなく、モンテカルロ法のセットが完了すると比較的大きい利益を獲得できます。
ただ、数列の両端の数字の和を賭けて、勝てば数列を削除、負ければ数列を追加していくため、ゲーム中のメモは必須です。モンテカルロ法を覚えたいカジノ初心者は、オンラインカジノで十分な練習を積んでランドカジノで実践しましょう。