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直近更新日:2023年10月19日

ルーレット編|ココモ法の勝率や期待値を100ゲームで徹底検証

ココモ法は、マーチンゲール法の弱点を改良したカジノ必勝法で負けるたびに「前々回+前回」の賭け金を掛けて1勝するまで同様のルールで賭け続けます。ココモ法は配当3倍のゲームに利用でき、多くのサイトで威力の高さが説明されていますが、実践のルーレットで使用したらどのくらいの確率でいくらくらい勝てるのでしょうか。
本記事では、ルーレットでココモ法を使って100ゲームプレイしたときの収支や確率を検証します。

この記事を読んで分かること
  • ルーレット3倍配当の理論勝率や期待値、連敗確率
  • ココモ法を使ってルーレット100ゲームプレイしたときの検証結果と考察
  • ルーレットにおけるココモ法の弱点と改良法

ココモ法の概略

ココモ法の図解

ココモ法は、マーチンゲール法の弱点を改良したカジノ必勝法で損失回収に向いています。
マーチンゲール法と同様に1勝すれば損失を全額回収できますが、ココモ法は以下3つの点で異なります。

  1. 2連敗後の3ゲーム目から使用できる
  2. 連敗しても賭け金が高騰しない
  3. 連敗数が多いほど1勝したときの利益が増える

ココモ法は連敗するたびに「前々回+前回」の金額を賭けていき、1勝した時点で1セット完了です。例えば3連敗後の4ゲーム目で勝てば2単位の利益を獲得でき、8連敗後の9ゲーム目で勝てば10単位の利益を出すことができます。
このようにココモ法は連敗しても賭け金が大きく高騰することもなく、利益も着実に獲得できるので非常に優れたカジノ必勝法です。

参考:ココモ法とは|使い方や正しい損切り方法とメリット&欠点を解説

ココモ法が使えるルーレットの賭け方

ココモ法は「配当3倍以上もしくは勝率33.3%以下」のゲームに使用できますが、一般的に配当3倍(勝率約33.3%)のゲームで使用します。
ルーレットでココモ法を使う場合には以下の賭け方が最も効果は高くなります。

  • コラムベット(Column Bet)
  • ダズンベット(Dozen Bet)

上記2種類の賭け方は配当3倍で勝率約32.43%(ヨーロピアンタイプ)です。アメリカルーレットでは勝率が約0.9%下がるので、なるべくヨーロピアンルーレットでココモ法を使用してください。ルーレットの2倍配当に効果的なシステムベットは以下参考ページで紹介しています。

参考:ルーレットを攻略するための重要なシステムベット5選を徹底解説

ルーレット配当3倍の理論確率に基づく仮説

ルーレットが回っているところの画像

ルーレットでココモ法を検証する前に、ルーレット3倍配当の理論勝率や期待値、連敗確率とココモ法を使用したときの仮説をまとめます。

ルーレット配当3倍の勝率

ルーレット3倍配当の理論勝率を計算してみます。ここではオンラインカジノで最も主流なヨーロピアンルーレットについて考えます。
ヨーロピアンルーレットには「0~36」の数字があり、合計37個のスポットで構成されます。そのうち、コラムベットとダズンベットは12個の数字をカバーするので理論勝率は約32.43%(12/37)です。
ルーレットでココモ法を使用する際には、通常1ヶ所を決めて賭け続けます。
つまり、ルーレットでココモ法を使っても理論勝率に変化はないことが予想されます。

ルーレット配当3倍の期待値

次にルーレット3倍配当に賭け続けたときの理論期待値を計算します。期待値とは賭け金に対して払い戻される配当金の平均値なので高い方が稼ぎやすいことになります。

ルーレット3倍配当の期待値は以下の方法で計算できます。
期待値=勝率×獲得利益+負ける確率×損失額
上記公式に数字を代入すると、
12/37×2+25/37×(-1)=-0.027

上記「-0.027」は1ゲームの損失金額の割合です。
例えば100円賭けると100×0.027=2.7円の損失が期待されることになります。

ルーレット配当3倍の連敗確率

3倍配当のルーレットで、連敗する確率を計算します。3倍配当の賭け方でルーレットを回した場合、負ける確率は100-勝率(32.43%)=約67.57%です。
以下の表は、これをくり返し計算した結果です。

  1敗 2連敗 3連敗 4連敗 5連敗 6連敗 7連敗 8連敗 9連敗 10連敗
賭け金 $1 $1 $2 $3 $5 $8 $13 $21 $34 $55
勝敗
累計損失 -$1 -$2 -$4 -$7 -$12 -$20 -$33 -$54 -$88 -$143
出現確率 67.5% 45.6% 30.8% 20.8% 14.0% 9.52% 6.43% 4.34% 2.94% 1.98%

ルーレットの3倍配当は1回負ける確率が67.57%なので、6連敗の確率は10%未満となります。
従って3倍配当では6-7連敗以上するようなら損切りを検討しても良いでしょう。

ルーレット100ゲームをココモ法で実践シミュレーション

ルーレット100ゲームでココモ法をシミュレーションして結果を各理論確率と比較して有効性を検証します。

ココモ法を使ったルーレット100ゲームの実践結果

ココモ法のルーレット100ゲーム実践シミュレーション結果をまとめます。

開始時の資金 €5,000
終了時の資金 €5,109(+€109増)
1単位金額 €1
100ゲーム実践時間 約32分20秒
勝敗数(勝率) 37勝63敗(勝率37.0%)
最大連敗数 10連敗
瞬間最大損失 -€78

全100ゲームのルーレットで2連敗した後、ココモ法を使えたのは全14セットでした。

ココモ法の有効性を考察|ルーレット3倍配当の理論確率と比較

先ほどのシミュレーション結果をもとに、3倍配当のルーレットの理論確率と実際の結果を比較します。

勝率について

実践シミュレーションでは、100ゲーム中37勝利したので勝率は37%であり、理論上の勝率(32.43%)より約4.6%高くなりました。

期待値について

期待値は理論上、1ゲーム毎に「-€0.027」損失が発生するので、100ゲーム終了した時点の残高は「€4,997.3」となるはずが、実践では「€5,109」となりました。

最大連敗について

実践シミュレーションでは発生確率が約1.89%の10連敗するシーンがありましたが、11ゲーム目で勝ったので、一気に178単位の利益を獲得できました。

ココモ法は連敗しても1回の勝利で、それまでの損失を回収できます。それどころか、連敗数が多いほど利益も多くなる必勝法です。
負けが続くと、精神的に追い込まれそうになりますが、逆転を信じる価値は充分あるといえます。
ココモ法を導入する前に、自分が耐えられる連敗数を把握しておきましょう。

ルーレットでココモ法を使用するときの弱点と改良方法

PDCAサイクルのイメージ図

ココモ法には多くのメリットがありますが、デメリットもある為、ココモ法の弱点をおさえたうえで、対策を立てておきましょう。

ココモ法の弱点

ココモ法の弱点は以下3点です。

  • 3倍配当のゲーム利用なので、勝率は低い
  • 連敗する確率が高いので、軍資金が底をつく可能性がある
  • テーブルリミットにも注意が必要

ココモ法は、3倍配当のルーレットで使用するカジノ必勝法であり、3倍配当のゲームは勝率約32.43%です。2倍配当のゲームの勝率は約48.65%なのに対し勝率が低く、当たりにくいと感じる場面も多いでしょう。
また、勝率の低さは同時に連敗数の増加をあらわしています。連敗数が増えれば、比例して賭け金も大きくなるため、ココモ法成功の前に資金がゼロになるリスクも否定できません。
また賭け金が大きくなれば、テーブルリミットと呼ばれる賭け金の上限に引っかかる可能性があります。上限に達する前にココモ法を成功させなければ、損失は回収できませんので、注意しましょう。

ルーレットにココモ法を使用する際の改良法

ココモ法では基本的に、3倍配当となるカラムベットかダズンベット、どちらかの賭け方で1ヶ所のみにベットします。しかしそれでは、勝率が32.43%と低くなってしまいます。
そこでオススメしたいのは、賭け方に工夫をし、勝率を上げる方法です。1回のゲームで1ヶ所のみに賭けるのではなく、2ヶ所に賭けて勝率を上げます
例えば以下の条件で2カ所にベットします。

  • カラムベット:上段(第1カラム)
  • ダズンベット:1-12(1stダズン)

カラムベットで12個の数字、ダズンベットでは、カラムベットと重なっていない8個の数字をカバーしています。つまり、12+8=20個の数字をカバーでき、約54.05%(20/37)まで改善することができます。
ただし、2ヶ所にベットするため、賭け金も2倍必要となりますので通常より利益は減ります。

ルーレット×ココモ法の総合的な評価

本記事では、ルーレットのココモ法の有効性を実践シミュレーションで検証しました。
結論としてココモ法はルーレットと非常に相性の良いことが分かりました。1単位€1で100ゲームプレイして「€109」の利益を獲得できました。ただ、本シミュレーションでは10連敗が1度あり、賭け金は最大€89まで高騰しました。ココモ法も連敗数が増えれば増えるほど、賭け金は上がり、累計損失も増えるので損切りのタイミングを決めて活用しましょう。