ルーレット必勝法「ドクターシュミット法」完全ガイド|特徴と使い方を解説
ドクターシュミット法とは、空回しして球の落ちる位置を観察するルーレット必勝法です。円盤(ホイール)の傾きやディーラーの癖から発生する結果の偏り統計的に分析する手法で、ドイツ人の博士号を持つシステムエンジニアにより確立されました。
本記事では、ドクターシュミット法の使い方や実践シミュレーションから使用上の注意点を解説します。
- ドクターシュミット法の特徴と具体的な使い方
- ドクターシュミット法の実践シミュレーション
- ドクターシュミット法のメリットと注意点
目次[閉じる]
ルーレット必勝法のドクターシュミット法とは
ドクターシュミット法は、統計学を活用した比較的新しい「ルーレット専用の必勝法」です。
ドクターシュミット法を利用する前には、30回程度の空回しをして出目の傾向データを収集します。傾向が把握できれば、対策も立てやすくなり、出やすい目を狙って賭けられるため、効率的に勝利を獲得できます。
ドクターシュミット法の特徴
ドクターシュミット法の特徴をまとめると、以下の3つが挙げられます。
- 空回しで統計を取る
- メモ必須
- 限られた資金を無駄にしない
ドクターシュミット法は空回しで出目の傾向を掴みます。そのため、メモの取りにくいランドカジノでは不向きですが、オンラインカジノには適した必勝法です。
ただ、オンラインカジノであっても、空回しできないタイプのルーレットでは利用できません。ドクターシュミット法は信頼性が命なので、最低でも30回分の結果をメモに取りましょう。ルーレットの空回しに資金は不要なので、資金を無駄することなく分析ができます。限られた資金を大切にしたい人にオススメの必勝法です。
ドクターシュミット法の使い方
ドクターシュミット法の使い方は以下3つのステップに分けられます。
- 空回しをしてメモを取る
- 空回しの結果を集計して分析する
- 分析結果を活用してベットする
各ステップの具体的な手順を例も含めて以下に説明します。
30回程度空回しをして記録する
ドクターシュミット法は、空回しをしてデータを集めるところから始まります。空回しの回数に決まりはありませんが、30回を目安にしましょう。出た目は、その都度メモに取ります。
以下は、30回の空回し結果を表にしたものです。
1回目 | 6 | 11回目 | 19 | 21回目 | 10 |
---|---|---|---|---|---|
2回目 | 21 | 12回目 | 8 | 22回目 | 19 |
3回目 | 8 | 13回目 | 22 | 23回目 | 23 |
4回目 | 11 | 14回目 | 5 | 24回目 | 27 |
5回目 | 26 | 15回目 | 12 | 25回目 | 2 |
6回目 | 34 | 16回目 | 19 | 26回目 | 8 |
7回目 | 23 | 17回目 | 31 | 27回目 | 18 |
8回目 | 13 | 18回目 | 11 | 28回目 | 28 |
9回目 | 8 | 19回目 | 15 | 29回目 | 35 |
10回目 | 35 | 20回目 | 33 | 30回目 | 29 |
この表をもとに、それぞれの数字に出た回数を集計します。
空回しの記録を集計する
30回のドクターシュミット法の空回し結果を集計すると、複数回出現した数字は以下の5つです。
4回出現 | 8 | 3回目/9回目/12回目/26回目 |
---|---|---|
3回出現 | 19 | 11回目/16回目/22回目 |
2回出現 | 11 | 4回目/18回目 |
23 | 7回目/23回目 | |
35 | 10回目/29回目 |
今回の空回しで4回出現した数字は「8」のみ、3回出現したのは「19」のみ、2回出現したのは「11」「23」「35」の3つでした。
オンラインカジノのルーレットはランダムで出目が決まりますが、必ず結果には偏りが出てきます。
ヨーロピアンルーレットでは37の数字、アメリカンルーレットでは38の数字があるため、30回空回しをおこなえば、確率的にはすべての数字に1回ずつ落ちると予測されますが、この結果からもわかるように、4回出現する数字もあれば、1回も出現しない数字もあります。
1回も出現しなかった数字にベットするより、4回出現した数字が当たりやすい傾向にあるといえます。今回の場合は、最も出現回数の多かった「8」に絞ると勝てる可能性が高いと考えられます。
また、ドクターシュミット法では、数字だけでなく、赤と黒の出現回数も確認します。
赤 | 11回出現 |
---|---|
黒 | 19回出現 |
およそ1:2の割合で黒の方が多く出現しています。配当は低くなりますが、勝率を重視し、赤黒賭けで「黒」に賭けるのもドクターシュミット法の使い方の1つです。
出現頻度の高い数字に賭ける
ドクターシュミット法の集計結果より判明した「出現回数の多い数字」を狙ってベットします。
ルーレットの賭け方には、11種類ありますが、ドクターシュミット法はすべての賭け方が対象です。
今回の場合は、出現回数がもっとも多かった「8」と、2回出現した「11」の間にチップを置くことができ、配当倍率も高いスプリットベットか「8」のストレートアップで賭けるのがオススメです。
ドクターシュミット法の実践シミュレーション
ドクターシュミット法はルーレットを空回しして出目の出現確率に沿って賭け方を決める手法ということは分かりましたが、実践効果も気になると思います。
そこでドクターシュミット法を使って100ゲームの実践シミュレーションを行います。
本シミュレーションでは以下の条件で進めます。
ルーレットの種類 | ヨーロピアンルーレット |
---|---|
開始アカウント残高 | €5,000 |
1単位の金額 | €10 |
賭け方 | ストレートアップベット |
最初30回空回しをして31ゲーム目に賭けます。
その後、各10回空回し後に再ベットを繰り返して空回しの数と信頼性を考察します。基本的には空回し30回後より40回後、50回後と信頼性は高まっていくことになります。
また、30回空回し後、31回目に賭ける条件は「2回以上出現した数字」とします。
その後は「賭ける条件」に該当する数字が19個に達したら「〇回以上出現した数字」の「〇回」の1ずつ上げていきます。
例えば50回空回し後、51回目に2回以上出現した数字が20個となった場合、ストレートアップで賭ける条件は「3回以上出現した数字」となります。
賭ける条件の数字を「19」に設定した理由は、ヨーロピアンルーレットで全37スポット、仮に赤黒(2倍配当)に賭けた場合カバーされる数字は18個となります。もしドクターシュミット法で19個以上にストレートアップベットしていたら「赤黒」に賭けた方が勝率が高く、わざわざドクターシュミット法を使う意味がなくなるからです。
以上の条件で実践シミュレーションを実施しました。
ドクターシュミット法のシミュレーション結果
ルーレットでドクターシュミット法を使った100ゲーム実践シミュレーションの結果を以下にまとめます。
100ゲームに要した時間 | 35分54秒 |
---|---|
勝敗 | 0勝8敗(31,41,51,61,71,81,91,101の8戦ベット) |
アカウント残高(収支) | €4,020(-€980) |
また30ゲーム空回し以降の段階的な結果は以下表のようになりました。
賭けたゲーム | 賭ける条件 | 該当数字 | 単位金額 | 賭け金 | 結果 |
---|---|---|---|---|---|
31回目 | 2回以上出現した数字 | 7個 | €10 | €70 | 負け |
41回目 | 8個 | €80 | |||
51回目 | 13個 | €130 | |||
61回目 | 19個 | €190 | |||
71回目 | 3回以上出現した数字 | 8個 | €80 | ||
81回目 | 12個 | €120 | |||
91回目 | 14個 | €140 | |||
101回目 | 17個 | €170 |
※30回空回し後の31回目に賭ける
ビデオルーレットでドクターシュミット法を100ゲーム実践しましたが、一度も勝つことはできませんでした。
ドクターシュミット法の考察
ドクターシュミット法の100ゲーム実践シミュレーション結果によると、ストレートアップベットで使用するにはリスクが高すぎる必勝法ということが分かりました。本シミュレーションでは8回賭けていますが、全て負けており、累計損失は「€980」に拡大しました。
シミュレーションの結果からも「賭ける条件」の妥当性は高く、ドクターシュミット法に基づいてストレートアップベットをしても信頼性は大して得られません。
出現頻度の低い数字は100ゲーム中1回、頻度の高い数字は100ゲーム中7回出ていますが、賭けたタイミングで出現頻度の高い数字に当たることは稀と言えます。
もしドクターシュミット法を利用するなら、ストレートアップベット以外の賭け方を検討しましょう。
ドクターシュミット法のメリットと注意点
ドクターシュミット法のおもなメリットは、資金を無駄にせずデータを集められる上、統計を活用して勝ちやすくなる点です。またルーレットにおけるすべての賭け方が利用できるため、自分に合った賭け方で利益を狙えます。一方で、メモを取る必要性や空回しに時間を要する点は、ドクターシュミット法のデメリットといえます。
ドクターシュミット法を使うメリット
ドクターシュミット法には、おもに以下の3つのメリットがあります。
- データを活用するので勝ちやすくなる
- 資金を無駄にしない
- すべての賭け方が利用できる
ドクターシュミット法は、事前に空回しをおこない、出目の偏りや傾向を分析するので、勘に任せて賭けるより高い効果が期待できます。またドクターシュミット法に必須の空回しには、資金を一切使いません。資金の目減りを気にせずに統計を取れるため、無駄なコストが発生しない点もメリットです。
さらに、ドクターシュミット法はすべての賭け方が利用できる点もメリットです。高い配当を狙いたい人、コツコツ少額を積み重ねたい人など、それぞれの希望に合った賭け方を選択できる点も魅力です。
ドクターシュミット法を使う際の注意点
ドクターシュミット法には、以下のようなデメリットがあります。
- メモを取る必要がある
- 空回しに時間がかかる
- 分析結果はあくまでも出目の傾向
ドクターシュミット法では、メモを取って出目の傾向を分析しなくてはなりません。「いちいちメモを取るのは面倒だ」と感じる人には不向きなルーレット必勝法です。
また30回程度の空回しが必要なため、ドクターシュミット法を実践するまでに相当の時間がかかります。シミュレーションでは、30回の空回しと集計時間におよそ6分27秒を要しました。短時間でサクッと稼ぎたい人や時間的な制限のある人にはオススメできません。
また空回しで得たデータは、あくまでも出目の傾向です。偏りのある数字にベットするため、当たりやすくはなりますが、ストレートアップベットには効果を発揮しません。確実に勝率を上げてベットしたい人は、確率の高さに注目したルーレット必勝法を試してみましょう。
ドクターシュミット法の総合評価
ドクターシュミット法は、空回しで出目の傾向を探るため、資金を無駄にせず当たりやすい目を調べられます。30回程度の空回しが必要なため時間はかかりますが、当たりやすい数字を見つけられるでしょう。
しかし空回しで得られる情報は、あくまでも出目の傾向であり、確実に当たると約束された必勝法ではないので注意が必要です。特にドクターシュミット法を使ってストレートアップベットを狙うにはリスクが高すぎるので、控えることをおすすめします。